コルマールとストラスブールの駐車場情報、プラスちょっとだけ観光。

前回の投稿では、ニーダーモル シュヴィアのMaison Ferberというお店に行ったところまでお話しました。実はこの後、所用があり、コルマールとストラスブールに少しだけ寄って来ました。実際に、ニーダーモル シュヴィアとこれらの都市を組み合わせて観光計画を立てるという方もいらっしゃると思います。そういった方々に向けて、私が利用している駐車場の情報など、書いていきたいと思います。2022年6月の情報です。

この記事の対象者は、

コルマールまたはストラスブールに車で行こうと考えているが、下記の点に不安を感じていて、躊躇されている方

・車で行っても、駐車場は問題ないだろうか。

・それぞれ、どういった街なの?どういった観光スポットがあるの?

を想定しています。

これらの2つの街は、ともにアルザス地方に存在する、比較的大きな街です。というか、ストラスブールのほうは、”比較的”なんて言ったら失礼なくらい、かなり大きな都市です。とはいえ、両者とも、旧市街地を抱え、そのなかに足を踏み入れると、木組みの家々が存在し、まるでドイツにいるかのような感覚を感じられる非常に魅力ある街です。また、ともに街中に水路があり、散歩していてもとても気持ちのいい街です。本来であれば、ゆっくり観光するべき街だと思うのですが、今回は、ちょっと駆け足で、所用ついでに一応有名どころだけはおさえてきました。

まずは、コルマールから。駐車場はParking Saint-Josse というところに停めました。

それでは早速、駐車場チェックです。

①アプローチの容易性 ★★★

南からアプローチする場合、高速道路を下りてからしばらく下道(おそらく主要道路)を走りますが、特に混みもせず、問題ありません。主要道路からは、ほんの少しだけ中に入りますが、歩行者もほとんどいないので、運転は問題ないと思います。入り方は簡単です。ロータリーに接続しています。下の写真でいうと、右側の赤い枠をくぐって入庫します。

②移動の容易性 ★★★

この駐車場からは、旧市街は徒歩圏内です。プチ・ヴェニスへは徒歩5分くらいです。プチ・ヴェニスからは、旧市街に入りますので、気持ちよく散策しながら、観光を楽しむことができると思います。

③安全性 ★★★

屋内の立体駐車場で、監視の目も行き届いていそうです。特に問題はありません。

④支払い・料金 ★★★

1日打ち切り料金はなさそうですが、そこまで法外な値段にはならなそうです。タリフはこんな感じです。

1時間迄は無料、1時間たつと2.2ユーロとなり、そこから15分ごとに0.2ユーロ、つまり1時間で0.8ユーロということです。私は安い気がします。入口で発券機からチケットをとって、精算機で精算する仕組みでした。この点も問題ありません。

⑤空き具合 ★★★

空き具合もばっちりです。もしかしたら1階は満車かもしれませんが、上のほうの上がっていけばガラガラです。私は、ここに何回も停めていますが、満車でコマール(困る。ちょっとだけダジャレです)だったことはありません。

さて、せっかくコルマールに来たので、おそらく有名どころの観光スポットだけは立ち寄って、写真撮ってきました。こんな感じの街だというのを感じとって頂ければと思います。

ここはプチ・ヴェニスと呼ばれるエリアです。今日は暑かったので、水路を行き来する船が気持ちよさそうです。ただ、本当のヴェネツィアのゴンドラをイメージしないでください。船に限っていえば、近江八幡のほうが近いです。

旧市街に入っていきます。建物には花が飾られ、すっかり春というか夏の装いです。こういう木組みの家々の街並みです。

これが、Maison Pfister(Pfisterの家)という、コルマールでは超有名な建物です。まわりには、ひときわたくさんの観光客の方々集まっています。我々日本人にとっては、ハウルの動く城に出てきた建物として有名です。が、集まっている観光客は外国人がほとんどですので、ハウル無しでも有名ということなんでしょう。

ちなみに、このMaison Pfisterの(上の写真でいうと)右側のお店に、例のコンフィチュール売ってました。

さて、この日は、さらにストラスブールにまで足を伸ばす必要があったため、コルマールから1時間くらい車を走らせます。

ストラスブールでは、駐車場はParking Saint-Nicolas というところを利用しました。

では、ここでも駐車場チェックです。

①アプローチの容易性 ★★★

南から来て、旧市街へ入る手前にある大きな立体駐車場です。高速道路から下りて、5分くらいで着きます。これ以上行ってしまうと、旧市街に近くなってしまうので、このあたりでまあいいか、という感じのロケーションです。高速道路からのアプローチはいい方だと思います。最後の入り方が、入口が対向車線側になってしまうので、一旦行き過ぎてから戻ってくる形をとります。

②移動の容易性 ★★★

この駐車場からは、旧市街は徒歩圏内です。旧市街の南側入り口にある橋までは徒歩7,8分、ストラスブール大聖堂までは10分くらいだと思います。逆に駅に行くのは、ちょっと遠いです。旧市街に行くときに利用されるといいと思います。

③安全性 ★★★

屋内の立体駐車場で、管理人(?)のような人が常駐していて、監視カメラをチェックしているようです。

④支払い・料金 ★★★

ここも1日打ち切り料金はなさそうです。コルマールよりは高く設定されています。1時間1.6ユーロ、5時間8ユーロ、といった感じです。

ここも発券して精算機で精算という仕組みです。コルマールもそうでしたが、精算機が新し目だとなんか安心できますよね。

⑤空き具合 ★★☆

今回行ったのは、土曜日の午後でご覧のとおり、だいぶ空きがありました(1階は満車ですが、上のほうに行くとガラガラです)。なのに、なぜ星2つにしたのか?と疑問に思われるかも知れません。実は、過去に、クリスマスシーズンの夕方に、満車で並んでいるのを見たことがあります。確か、12月の週末の18時-19時頃だったと思います。クリスマスシーズンでも昼間はだいぶ空いていましたので、全体として見ると、満車リスクはそれほど高くはないとは思います。もし、クリスマスシーズンに、夕方からお出かけされる方は注意が必要です。ストラスブールはクリスマスマーケットで有名なので、それを見に行く方も多いと思います。その場合は、(夜からではなく)昼から行くことをお勧め致します。

ストラスブールでも同様に、一応有名どころだけは写真撮ってきました。ストラスブールは大きな街ですが、観光の見どころは旧市街に集まっていますので、徒歩で回ることも可能です。

まずは、プティット・フランスと呼ばれるエリアです。写真ではうまく撮れていませんが、横には川が流れていてなかなか気持ちのいいところです。このようにここでもやっぱり木組みの家々です。

見どころと言えるかわかりませんが、デパートのGaleries Lafayette(ラファイエット)があります。ここはトイレが無料で使えますので、特にクリスマスマーケットの時期には重宝しました。ただし、その時期、ここのトイレは激混みです。やっぱり、皆さん考えることは同じです。私は、常々日本人の平均的な思考の持ち主だと言っていましたが、日本人のなかだけではないのかも知れないですね。ミスターアベレージ改めミスターワールドスタンダードに改名しましょうか。たかがトイレで、ワールドスタンダードを語るなよ、って話だと思いますので、今回は改名はやめておきます。

そして、いよいよストラスブール大聖堂です。ここの大聖堂はすごいです。ストラスブール観光のハイライトはここだと思います。まず大きさに圧倒されますが、それだけでなく、装飾が細かくて美しい。芸術もそこまで強くない私でさえ、ずっと見ていられます。私、ここの大聖堂は大好きです。見てください、この写真におさまり切らない迫力を。あー、けど写真で伝わりにくいのがなんとももどかしいです。

正面に回って、真ん中の道を後ろに下がって撮影してみます。個人的には、このあたりから、道の両サイドの建物を入れた構図が一番エモいと思います。(注:エモいとか使ってみましたが、実際私は全然若くないです)

ちなみに、クリスマスシーズンになると、この通りはイルミネーションが施され、このように天使が出現します。この時期のストラスブールは、街中がクリスマス一色になり、本当にきれいです。

ストラスブールは、大聖堂やクリスマスで有名ですが、それだけでなく、私はスイーツがすごいと思っています。とにかくおいしいお店がたくさんあります。初めて来たときは、本当に驚きました。「ここはパリじゃないのに。フランスのこんな片隅なのに。となると、パリはもっとすごいのか。なんなんだこのフランスのスイーツのレベルの高さは。」と真面目に思いました。

それ以来、ストラスブールを訪れたときは、ケーキを食べて帰るようになりました。今回訪れたところは、Pâtisserie Christian(クリスチャン)というカフェです。いや、カフェとはいわず、サロンというみたいです。サロンで食べるか、持ち帰るのか、入口で聞かれましたので。やっぱりなんかおしゃれです。ここがそのクリスチャンです。

SATINというケーキと、ティーを注文しました。ティーはこんなボトルで出てきます。ボトルのなかに熱湯が入っていて、そこに葉っぱを入れて、という仕組みです。日本で出てきたら、ただのサーモスに見えてしまうのでしょうが、フランスでは、やっぱり、これもなんだかおしゃれに見えてきてしまいます。

なんなんでしょう、ケーキは甘すぎず、それでいて、コクがある甘さっていうんでしょうか。まあ、だいたいそんなに繊細な舌も持っているわけではないし、食レポは下手くそなので、そのへんでやめておきます。ちょっとだけ頑張ってみました。

このお店以外でも、Naegelというところもお勧めです。ここもめちゃくちゃおいしいです。ただ、持ち帰りだけなんです、今は。サロンがないので。今日のように暑い日はちょっと厳しいですかね。もし泊まりでストラスブールに訪れる方は、ホテルに持ち帰って食べてもいいのかも知れません。

今回のお話は以上です。あ、もちろん、所用についても、ちゃんと達成しましたので、もし、ご心配してくださってる方がいらしたら、その点はご安心くださいませ。

では、また。

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