太陽を求めて冬のイタリア・チンクエテッレへ ~ ①1日目

2023年2月初めに、イタリアのチンクエテッレに行ってきました。というのも、いつも言っているのですが、ヨーロッパの冬は、ほんと寒くて、暗くて、気分が凹んできます。そんななか、iPhoneの天気アプリを見ると、ジェノバあたりの地中海沿いは、連日晴れマークが。アルプスを越えた南に行くと、だいぶ天気は違うんですかね。ということで、気分転換に、2月頭の土日を使って、地中海沿いまで行ってくることにしました。1泊2日で行くだけなので、そんなに遠くにも行けないので、狙いはジェノヴァ近くのチンクエテッレというところです。どうやらここは世界遺産らしいです。

この記事(全2回)の対象者は

イタリア・チンクエテッレに行ってみようと思っているが、以下のことが心配で躊躇されている方。

・そもそもチンクエテッレってどんなところなの?

・冬はシーズン外なんじゃないの?

・宿泊施設はどんなところがあるの?

・それぞれの街(村?)の撮影スポットは(特に今回は夜景にこだわりました)?

等々です。今回の旅はチューリッヒからの鉄道旅です。行き方も、同様のルートを辿られる方が、もしいらっしゃれば、是非参考にしてみてください。

今回は、1泊2日の鉄道旅です。1泊は、マナローラという街で泊まりました。いつも、「記事が長い」という話もちらほらと聞こえてきますので、今回は、1日目(マナローラまでの行き)と、2日目(マナローラからの帰り)にわけて、全2回とさせて頂こうかなと思います。

ということで、1回目は、チューリッヒからマナローラです。それではいきましょう。

ところで、まずは、このチンクエテッレって何?というところからお話したいと思います。

チンクエテッレは、イタリア語でチンクエ(=5)、テッレ(=土地)、つまり直訳すると”5つの土地”という意味で、文字通り、5つの場所(というか村)の総称です。どこにあるかと言いますと、下地図のとおり、イタリアの北西部、長靴の左側の付け根あたりです。距離感としては、列車にもよりますが、ジェノヴァから1時間半~2時間くらいの距離となります。

さらに拡大します。このあたりでは比較的大きな街であるラ・スペツィアの左側沿岸部に、下地図で5つの地名を赤く囲みました。この5つが、チンクエテッレです。下から言うと、リオマッジョーレ、マナローラ、コルニリア、ヴェルナッツァ、モンテロッソですね。

これらの村(街なのか村なのか、正確にはわかりませんが、村と呼ぶことにします)は、それぞれ鉄道で結ばれています。チンクエテッレエクスプレスとか呼ばれているようですが、ただの鈍行列車です。たまに、特急列車みたいなのも走っているようですが、基本的には、この鈍行列車で移動する形となります。特急はとりあえず、ここでは除外して考えると、イメージとしては、この間は江ノ電を考えると、わかりやすいと思います。ラ・スペツィア(La Spezia)が鎌倉、そして、一方の先であるセストリ・レバンテ(Sestri Levante)が藤沢ってイメージでしょうか。つまり、この江ノ電に乗るには、鎌倉(ラ・スペツィア)か藤沢(セストリ・レバンテ)を目指すことになります。これが、まずは基本的な動きとなります。ちなみに、セストリ・レバンテは、上地図のモンテロッソの更に上のほうになります。つまり、モンテロッソから先にはほとんど見どころがないのが、ちょうど、江の島・藤沢間のイメージですね。そう考えると、江ノ電に乗る場合、鎌倉から江の島まで行って、また鎌倉に戻る人は、ラ・スペツィアに戻ればいいし、藤沢まで行って帰る人は、セストリ・レバンテまで行くんだと思います。もちろん、藤沢から入って鎌倉に行く人もいると思いますので、セストリ・レバンテからラ・スペツィアも有りです。

私は、今回はラ・スペツィアから入り、途中のマナローラで1泊。そして、途中の村を観光しながら、セストリ・レバンテ(藤沢)へ抜ける、という行程としました。

ということで、私の場合は、まずは、ラ・スペツィアを目指すこととします。チューリッヒ発6:33のボローニャ行きのEC307です。これは、その時点でのダイヤ次第なのですが、ジェノバ回り、つまりジェノバ行きの列車は、(2023年2月時点のダイヤでは)10:33発と遅かったので、到着も遅くなってしまうので、今回はボローニャ行きに乗り、途中のパルマ乗り換え、ラ・スペツィアに入るという行程にしました。このパターンなら、ラ・スペツィアに14:33に到着することができます。

ちなみに、チューリッヒ→パルマまでのチケットは、SBB(スイス国鉄)とTrenitalia(イタリア国鉄)のどちらからでも買うことはできますが、パルマから先のInternationalではない区間は、SBBでは買えませんでした。Trenitaliaのほうは、全区間、通しで買えました。ケースバイケースですが、Trenitaliaで買ったほうが安い可能性が高いと思います。なぜケースバイケースかと言いますと、まず原則論で言いますと、ヨーロッパの鉄道旅では、とにかく早く買ったほうが安い(つまり早割)というのは鉄則です。これは絶対です。で、このチューリッヒ→パルマ間、SBBで検索すると、確かに先日付は安くなるのですが、ある一定額で、安さは打ち止めとなるようです。40スイスフランが最低額でした。一方、Trenitaliaで検索すると、日付を、先に先にしていくと、31ユーロまで下がりました。つまり、もしかしたら、直近のチケットはさほど変わらないかもしれませんが、早割の打ち止め金額が、Trenitaliaのほうが低いような気がします。全てを調べたわけではないので、あくまで私個人の印象ですが。が、通しで買えることも併せて考えると、今回のケースでは、Trenitaliaで買ったほうがいいのではないでしょうか。

https://www.trenitalia.com/en.html

ニッチな情報かもしれませんが、Trenitaliaページで、駅名検索でチューリッヒを探すときは、Zuerichとなります。ページを英語に切り替えても、です。こういうのは、他の国の鉄道ページなんかでも、よくあります。英語切り替えは、HTMLページだけの話で、データベースは英語表記を登録していないからだと思います。英語でではZurich、ドイツ語ではZürichとウムラウトがつきまして、このüは、ueとも表現できます。つまり、Zuerichとは、ドイツ語なんだけれども、u+ウムラウトをueで表している、ということです。

もうひとつ、付け加えさせて頂くならば、このTrenitaliaページではアカウントを作成したほうが便利かと思います。チケットは、ログインしたら取り出せますので。チケットは印刷して持参していきます。

ということで、朝6時半頃のチューリッヒ中央駅です。今回乗るEC(ユーロシテティ)ボローニャ行きは、スイス国鉄の車両でした。しかも、結構新し目の車体で、流線形を帯びた新幹線タイプです。今、この朝の時点では、スイスにいるので、特別な感情は湧きませんが、帰りに他国でスイス車両を見ると、ちょっと嬉しくなってしまうんですよね、(車両に対して)よくこんな遠くまでやって来たな、っていう親心のような心境です。デュッセルドルフで、帰りのECでスイス車両見たときは、ほんと、そう思いました。

この車両は、座席予約区間が表示されるタイプです。Parmaなんかでも、イタリアの、さほど大きな街ではないですが、ちゃんと表示されています。

この列車は、途中のキアッソで国境を越えます。キアッソ駅で、少しの間、停車し、税関職員が車内をチェックして回ります。行きは、スイスからイタリアへの入国ですので、受け側のイタリア職員が対応します。つまり、イタリア視点で、違反のものを持ち込んでいないかというチェックです。このように、スイスはEU外ですので、国境超えでは、税関のチェックは入るときがあります。ただし、スイス・イタリアともにシェンゲン加盟国なので、パスポートコントロールはないのですが。けど、パスポートコントロールはないと言っても、税関のチェックを受けるときに、ID見せろとか結局は言われますので、スイス国外に出るときは、パスポート(または居住許可証)は必携です。

ちょっとわかりくいですかね。私も条約云々を完璧に理解してるわけではないので、正確に合ってるかわかりませんが、感覚としては、EU内はモノは自由に動かせる、シェンゲン内はヒトは自由に動ける、というちょっといびつな二重の枠組みがあります。シェンゲン内と外の出入りはパスポートコントロールがあって、EU内と外の出入りは税関のチェックがある、という形です。そして、スイスは、シェンゲン内ですが、EUではありません。ですので、スイスからイタリア等のEU諸国に行くときは、(人に関して)パスポートコントールはないが、(モノに関して)税関のチェックが入る、ということなんです。

パスポートコントロールと税関チェックの大きな違いは、パスポートコントロールは漏れなく全員に、に対して、税関チェックはランダム検査です。スルーできるときはスルーできます。今回、行きの電車のなかでは、私は職員にジロジロみられて、チェックを受けてしまいました。まあ、結局違反物は何もないので、何も問題はないんですけどね。あんまり気分は良くないものです。

私の経験から申し上げますと、おそらく彼らのなかにも重点項目があるような気がしています。スイスからイタリアに入るときは、彼らはやたらとキャッシュを気にしています。10,000ユーロ以上のキャッシュはEUには持ち込めないので、イタリア職員はそのあたりをいつも確認してきます。そう考えると、イタリア職員からは、私はそんなにキャッシュを持っているように見られたということでしょうか。それだったら、光栄なことです。それか、逆に(10,000も持っているということは怪しいといえば怪しいので)怪しい人物に見られたということでしょうか。ちなみに、逆にスイスに入るとき、スイス職員がやたらと気にしているのは、まずはお肉(一人1kgまで)。それから、商品総額300スイスフラン以上のもの、でしょうか。このあたりを(チェックの対象になってしまった場合は)必ず聞かれます。300スイスフラン以上は、スイス在住者はスイス国に関税を払わないといけないということですので、日本在住者は対象外です。したがって、スイスに入国してから日本に帰るんだと言えば、免れますが、その場合は、エアチケットを見せろと言われると思います。

そうこうしているうちに、列車はミラノを超えて、パルマに到着します。ほぼ定刻です。ドイツバーンに比べて、全然まともですね。ここで、ラ・スペツィア行きのローカル列車に乗り換えです。ぎりぎりで発車ホームの変更がありましたので、皆さんも最後乗り込むまで油断はしないようにしてください。このローカル列車は、座席指定はありません。

ラ・スペツィアに到着です。ここも、ほぼ定刻です。ここからチンクエテッレを走っている普通列車に乗り換えます。チンクエテッレ・エクスプレスとか呼んじゃってますが、普通の各駅停車の列車です。私は、この行きの行程、つまりマナローラまでチケットを買ってしまっていましたが、ラ・スペツィアまでしかチケットを持っていない方は、この駅舎のなかに窓口がありますのでチケットを買えます。私は買っていませんが、窓口なので、チンクエテッレカードなるものも買えるんだと思います。これを、買うべきか否かは、2日目の朝に判断することにします(要は、この次の記事に書きます、ということ)。

ラ・スペツィアは、2月初旬で、14度もありました。これです、これを求めていました。チューリッヒでは2度とか3度くらいだったのですが、だいぶ暖かいです。

いよいよ、ラ・スペツィアから、チンクエテッレに入ります。が、その前に、やっぱりこの列車も直前でホーム変更がありました(1番線→7番線へ)。イタリアでは、おそらくよくあるんだと思います、このホーム変更。とはいえ、一度ホームに行ってしまうと、放送は入るものの、わかりにくいですよね。コツは、ギリギリまで、駅ナカの出発列車のデパーチャ―ボードのところで表示を見ながら粘ることだと思います。そこに、何番線かは表示されますので。で、5分前くらいになったら、ホームに向かう、くらいの感じでいかがでしょう。

一つ目の駅、リオマッジョーレまではトンネルを通って、比較的長いですが、その次からは、駅間は短いです。あれ、もう着いた?みたいな感覚です。逆に降り遅れないようにご注意ください。途中からは、左手に地中海の景色が広がります。

ちなみに、この冬の時期。オフシーズンということもあり、車内は空いています。まず座れると思います。立っていたとしても、すぐに着いてしまうんですけどね。ほどなくして、マナローラ駅に到着です。このあたりの駅は、だいたい、こんな感じで小さな駅です。

マナローラ駅で、列車が行ってしまった状況です。左手すぐに海が広がっています。このように、海沿いの駅です。ホームを進行方面(つまりモンテロッソ方面)へ進みます。

階段を一旦下って、階段を上がると、チンクエテッレポイントというインフォーメーションセンターような建物があります。この建物の左側が、愛の小道と呼ばれる、海沿いの遊歩道の入り口です。今回は、そこには入らずに、この建物に向かった状態で、180度後ろを向いたところにあるトンネルに入っていきます。このトンネルが、村の中心部へ続く通路となります。

このようなトンネルです。基本的には、前に誰か歩いていると思われます。皆さん、中心部へ向かいますので。

しばらく歩き続けて、トンネルを出ます。逆に言うと、ここが駅への入り口ということになります。

トンネルを出たら、基本的には、左へ進みます。右は山側、左は海側へ行きますが、山側に向かっていくのは、ホテルがそちらにあるとかの理由を除き、稀だとは思います。多くの方は左の海側へ向かいます。

これが、村の中心を貫いている一本道です。この周辺にレストランが点在しています。

私は、まずはいい時間なので、ホテルにチェックインすることにしました。今回、宿泊するのはIl Sogno di Manarola by The First というところです。海のほうへ向かいましたが、途中で、左への脇道に入っていきます。入っていく道を、ネコと一緒に眺めてみました。だいぶ厳しい登りのようです。

おそらく、このマナローラに来て、海の方のビューポイントを目指すだけなら簡単です。トンネル出て、左に進み、海に突き当たったら、右前方へ行けばOKです。丘の上のほうにあるホテルへ行く方は、少しわかりにくいので、上写真の、「世界ネコ歩き in Manarola」の場所を参考にしてください。

今回予約した、Il Sogno di Manarola by The Firstは、上のGoogle Mapも、よく見ると「3つ星ホテル」と書いてあります。私、てっきりレセプションがあって、誰かがいて、チェックインするものと、ここに到着するまで、ずっと信じて疑わなかったです。が、実際到着してみると、3つ星"ホテル"と言っているのに、完全なアパートメントタイプでした。もちろん誰もいません。そして、この看板に書かれた電話番号に電話しても、誰も出ません。アパートメントタイプとはよもや思っていなかったことから、事前に連絡やりとりも一切していません。私はエクスペディアで予約していたので、その予約時に登録したメールアドレス(WEBメール)に繋いでみたら、当日の今日の13時頃に、ホテルから「到着したら、電話番号を教えて」とメールが入っていました。そういうパターン?と思いながら、電話番号を伝えて、しばらく待っていたら、携帯のショートメッセージに、連絡がきました。これは、インターネットがつながらない環境だったり、繋がる電話を持っていないと、かなりヤバいやつです。危なかったです。なんとか、部屋番号とコードを聞き出すことに成功、チェックインしに部屋に向かいます。できれば、前日までには言っておいてほしかったところですよね(こっちから聞くべきだったかもしれませんね)。

部屋の入り口付近に来ました。見た目だけは、こぎれいな感じです。どうやらこのホテルは3部屋のようです。3台の機械のようなものが壁にかかっています。

私、このパターンは初めてだったので、この箱の操作方法でかなり迷いました。もしかしたら、アパートメントタイプの常識なのかもしれないですが、今後、皆さんが似たようなケースに遭遇されるかもしれないので、書いておきます。

この箱のようなもの、まず上のところを開けると、ダイヤルがあります。そのダイヤルを(先ほど入手できたコードを)合わせたら、ドアが開くのかと、私は最初勝手に想像していたので、全然ドアの鍵が開かなくて焦っていたのですが、実際のところは。。

この下写真のように、ダイヤルを合わせて手前に引くと、この箱が丸ごと開いて、中にカードキーが入っている、という仕組みでした。実をいうと、これがわかるまで、結構苦労してしまいました。わかってしまえば、なんてことないですよね。

この仕組み、アパートメントタイプ業界では常識なのか、それとも、この界隈では流行っているのかはわかりませんが、まわりのホテルもこの箱を使っているところが多かったです。

ちなみに、このマナローラには、ちゃんとレセプションがあるようなホテルは、まずなさそうです。まわりもほとんどがアパートメントタイプでした。というか、マナローラに限らず、このチンクエテッレの村々にあるホテルと呼ばれているものは、まずほとんどがアパートメントタイプなんだと思います。それくらい、どの村も小さくて、半漁村のようなところです。およそリゾートホテルがあるような場所ではありません。ということで、この箱のホテルに当たったら、この開け方を思い出してください。

部屋はそれなりに綺麗なんですけどね。この部屋に入るのに、かなり苦労しました。ちなみに、Wifiは使えませんでした。いけてないですね。

窓からは、少しだけ地中海が。そもそも、安くするために、今回は、パーシャルシービュー(部分的にシービューあり)みたいな部屋だったので、仕方ないですね。特別、眺めがいいわけもなく、普通です。

これで、ようやく写真撮影に出かけられます。まずは、近くの高台からの鉄道撮影です。これは、夕焼けのマナローラ駅です。先ほど降り立った駅ですね。私は撮り鉄ではありませんが、それでも、やはり鉄道有りの写真を撮るため、時刻表を調べて、次の列車まで30分待っての撮影です。待った割には、なんとなく、和歌山県でも撮れそうな写真ですね。景色もそうなんですが、車両もあまりヨーロッパらしくない、趣のない車両でした。どうやら、この車両は日立製のようです(翌日確認しました)。日立製が悪いとかそういう話ではないですよ。むしろ安全面や性能面では素晴らしいんだと思います。が、写真的にいうと、せっかく地中海沿いまで来てこういう車両?なら、和歌山で良くない?という思いは正直あります。

気を取り直して、海沿いの街が一望できるビュースポットを目指します。ここが本日のファイナルデスティネーションで、ここからの夜景を撮影するために、マナローラ泊にしたといっても過言ではありません。

村の中心地に戻り、海に向かって突き当りを右へ右へと進んで行きます。下写真のような海沿いの道を進んでいきます。

夕日が沈んでいきます。このあたりから振り返ってもいい写真は撮れるとは思うのですが、私のおすすめは、この右手の丘を登って行ったところです。

しばらく行くと、登れるところがあります(下写真)。ここを登って行きます。

登ると、ベンチがあったりします。下写真のように、マナローラの村の家々がきれいに見えます。このあたりからでもなかなかいい感じではあります。が、せっかくなので、まだ登ってみます。

公衆トイレがあるところに出ました。このあたりからが、一番良さそうな感じです(注:個人的な意見です)。と言っても、そこまでこだわるほど、一段下あたりとも大差はないとは思います。

ここから撮影できる写真はこのようなアングルとなります。個人的には、ちょうどいい高さかなあと思います。

もちろん、もう少し日が沈むまで、粘ってみます。夜景撮影がここでのミッションでしたので。ただ、冬のこの時期、そこまで粘っている人は誰もいませんでした。完全に私一人になってしまって、撮影を続けます。

撮影スポットも確認できたので、次は夕食です。と言っても、このオフシーズンのマナローラ、開いているレストランも限られてしまいます。正直、ここ(下写真:La Scogliera)か、その並びのピザ屋、バー、そして海沿いのRistorante Marina Piccolaというレストランくらいしかやっていませんでした。そのうち、下写真のLa Scoglieraに入ってみました。

ここに入った理由は、やはりイタリアの海沿いの村に来たからには、シーフードパスタを食べたかったから、という単純な理由です。というわけで、この一番上のSeafood Spaghettiを迷わず注文です。16ユーロと若干高めではあります。

これが、そのシーフードスパゲッティです。海沿いエリアのシーフードは、まず裏切りませんね。大変美味しかったです。レストランは、やはりオフシーズンのためか、空いていました。夕食どきでも、かなり空席が目立つ状況です。

食べ終わって、もう一度、例の撮影場所へ。日も完全に落ちたので、今度こそ、正真正銘の夜景撮影です。この写真が、この旅の目的としていた渾身の一枚です。やはり周りには誰もいません。このあたり、街灯も少なめですので、特に階段を下りる際には足元にはご注意ください。こんなところで、地中海に滑落してしまったらシャレになりません。

それにしても、このあたりは、2月はオフシーズンとはいえ、夜はガラガラです。夏場はもっと混んでいるんですかね。これはこれで、落ち着いて過ごせるので、レストランも空いているし、有りといえば有りかもしれないですね。ただ海の色は、夏のほうが青くて綺麗だとは思います。夜景撮影が目的ならば、海の色はさほど気にならないとは思いますが。

ということで、一日目は終了です。先ほどのホテルに戻って、明日の回り方の作戦を練ることにしました(※WIFI無しで)。

②2日目へ続く。

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