クリスマスマーケットのラスボス?!ドイツ・ドレスデンへ

2022年12月後半の話です。2022年ももうすぐ終わり。クリスマスシーズンが終わると、ヨーロッパは暗く、長い季節に突入します。そうなる前に、もう一丁、最後にドイツのドレスデンに行ってみました。ここは、以前からドイツ三大クリスマスマーケットのひとつと聞いていて、どうやらドイツ最古のクリスマスマーケットらしいです。それを聞くと、なんとなくドイツクリスマスマーケットのラスボスのような感じがして、機会があれば訪れてみたいなあとは思っていました。正直、スイスからはかなり遠いのですが、クリスマスマーケットに行くなら夜だけの滞在でもいいか、くらいの気持ちで、なんと土日だけ使っての1泊2日で出かけてきました。手段は鉄道、あの悪名高きドイツバーンです。道中、やはりトラブルがありましたが、それでも1泊2日で、行けるっちゃあ、行けるってことを、ここに証明していきたいと思います。

この記事の対象者は

ドレスデンのクリスマスマーケットに興味があるが、以下のことが気になっている方

・ドイツ最古のクリスマスマーケットとは、どんな雰囲気なのか?どういう品揃えなの?

正直、今回は街の観光はあまりしていませんので、情報としては限られてしまうかもしれません。

チューリッヒからドレスデンまでは、かなり遠くて、車で行こうとすると約700kmで7時間くらいはかかります。頑張れば行けなくもない距離ですが、この冬の時期というのが、その気が失せてしまいますよね。雪が積もっていても嫌ですし。なので、今回の旅は鉄道旅としました。鉄道で行く場合は、ドイツバーン一択ですので、ドイツバーンのWEBサイト(またはアプリ)から調べてみると、フランクフルト乗り換えで、夕方までには着くことは可能そうです。具体的には、5:59チューリッヒ発のICEに乗ってフランクフルト着が9:56。このあと、更にICEに乗り継ぎライプツィヒへ。そこで更に乗り換えてドレスデンへ行く(ドレスデン到着は15:41)という行程にしました。つまり、乗り換えがフランクフルトとライプツィヒの2回です。最後のライプツィヒまで辿り着ければ、そこからドレスデンは大した距離ではありませんので、例え乗り換えに失敗しても何とでもなるはず、要は、フランクフルトでの乗り換えがこのルートの肝となります。フランクフルトと言いましたが、今回は、正確には、Frankfurt Süd駅と言って、フランクフルト南駅です。メインステーションではありません。このFrankfurt Süd駅での乗り換え時間を、私は14分(つまり、Frankfurt Süd駅9:56着→Frankfurt Süd駅発10:10という14分の乗り継ぎ)のチケットを購入しました。以前の記事で、実は、「ドイツバーンのチケットを買うときは、乗り換えは余裕も持ってください。15分または20分で設定してください」と言いました。そんな自分の言葉に従わず、14分にしてしまったわけです。一応、私のなかでは、Frankfurt Süd駅なら、(メインステーションのような)大きな駅ではないので、確か、ホームは一緒だったはず(しかも念には念を入れて、到着と次の列車の出発が同じ番線なのを確認しました)、なので、自身が遅れて到着したとしても、次の列車も遅れて入線してくるはず、という算段があっての、14分にした、ということです。

当日、早朝のチューリッヒ駅です。5:59のICEに乗り込みます。ドイツバーンのICEの車両が、スイス国内まで乗り入れてきています。まずはこれに乗って、フランクフルトを目指します。

途中、バーゼルを過ぎたあたりから、雲行きが怪しくなってきました。私は、ドイツバーンのアプリで、自身の列車の運行状況をまめにチェックするようにしています。それが下の画面です。フランクフルトの1つ前の駅、カールスルーエで既に16分遅れ。左の黒い文字が元々の予定時刻、そして右の赤い文字が、現在進行形での運行状況ということです。そして、Frankfurt Süd到着予定が、10:12と表示されています。

この表示のとおり、Frankfurt Süd駅に着いたときは、時すでに遅し。乗る予定だった次の列車は行ってしまった後でした。同じ番線でも、先に入線して行ってしまったようです。まあ、仕方ないですね。14分という無謀な判断をしてしまったのは、自分ですし、ドイツバーンを信用してしまった自分が悪いんです。ドイツバーンは、いつも通りに遅れただけですので、彼らはそんなに悪くありません。すべては、私自身の責任です。なんか、合ってるような間違っているような。だけど、ドイツの鉄道旅ってそういうことなんです。

それにしても、私、フランクフルトでの乗り換えは、鬼門のようです。いまのところ、成功確率は50%くらいです。フランクフルトに到着する列車は、到着直前でことごとくノロノロ運転になったり、止まってしまったりするんですよね。目の前で次の列車が行ってしまったこともありました。けどもう驚きませんし、焦りません。まあ、少しは学べよ、という話なんですが。学ぶ、という意味では、こうやって逐一運行状況をスクショをとっておく、というのは学んだことの一つかもしれません。ドイツバーンでは、このように鉄道会社側に起因する乗り遅れ(例えば遅延やキャンセル)の場合は、そのチケットで、同じ区間に限り、代替列車に乗ることが可能です。その代替列車に乗車中に、チケットの検札が来たときに、いちいち説明が面倒くさい(しかもドイツ語しか話さない人もたまにいる)ので、このスクショを見せて、ほら前の列車遅れてたでしょ?というときに使えて、少しは説明が楽になるかと。上のスクショの例でいうと、「Frankfurt Süd駅10:10発に乗るはずだったけど、前の列車が10:16に到着してしまったので、乗れなかった。だから私は今、この代替列車に乗っている」ということを説明するための補足資料、という意味合いです。

話は戻りまして、10:10発に乗れなかったので、Frankfurt Süd駅に取り残されてしまいました。さて、ここでドイツバーンアプリを使って、ドレスデンへ行く方法を調べます。すると、Frankfurt Süd駅からは出ていなくて、Hbf、つまりHauptbahnhof(中央駅)からの出発となるようです。Frankfurt Süd駅から、Frankfurk Hbf駅へは、S-Bahnの乗って行くことができますので、それに乗って移動します。そして、Frankfurk Hbf駅から予定通り乗って、ドレスデンに向かいました、と言えればよかったのですが、まあそこはドイツバーン。そうは簡単に目的地に行かせてくれません。下のスクショのとおり、11:19発のはずが、遅れに遅れて12:04発。なんなんでしょう、この赤文字で書かれているUnauthorized people on lineとは。文字通り読むと、線路内に人が入った、ということなんでしょうかね。そして、さらにさらに、この代替で乗った列車は、ドレスデン行きだったのですが、なぜかライプツィヒ止まりに急遽変更。最後、ライプツィヒでもう1回乗り換えをして(ここでも40分くらい待たされました)、結局ドレスデンに到着したのは17時頃となりました。

こんな感じで、ドイツバーンでは、遅延や区間キャンセルなどは、しょっちゅうですので、そういう場面に出くわしても、焦らずに対応していってください。それにしても、ドイツほどの大国が、こんなに鉄道がいい加減とは、最初は思ってもいませんでした。国をあげて、お金を投入して改善しようとすればできそうなもんですけど、それもしようともしないのは、自動車業界に遠慮でもしているんでしょうかね。(鉄道を使いづらくして)自動車での旅推進キャンペーンの一環でしょうか。まあ、そんなことはないとは思いますが、我々アベレージ人間としては、そう勘繰りたくもなってしまいますよね。実際、こんなんなら、近場だったら、車で出かけたくなりますし。まあ、そうは言っても、こういった遅延等のトラブルが当たり前のインフラの中で、旅行しなくてはいけない我々アベレージ人間としては、とにかく余裕も持ったスケジュールで対応することが一番重要です。乗り継ぎは最低20分はとったほうがいいかもですね。

それから、代替列車に乗ったときは、もちろん、席は予約しているわけないと思いますので、自由席に座ることになるはずです。この点についても、簡単に触れておきたいと思います。ドイツバーンの特急ICEでは(というか、ICEに限らず)、日本の長距離特急列車のような自由席専用車両というのはありません。逆に指定席車両もありません。あるのは、1等車か2等車かくらいです。元々のチケットが2等車なら、2等車しか乗れませんので、まず、2等車に乗り込むことになります。そして、座席の上のほう(または車両によっては座席の横)にある小さな電光掲示板を確認してください。下写真でいうと、窓側66番の席は、「Frankfurt-Erfurt」と表示されていて、これはその区間は座席指定されています、という意味です。この席には、その区間は座ることはできません。そして、その下68番の席は何も書かれていません。この席が、いわゆる自由席ということです。ここに座ることができます。ですので、乗り込んだら、この電光掲示板を見ながら、空白の席を探してください。

たまに、下写真のような「ggf. freigeben」という表示があることがあります。これは、予約されているかもしれない、という玉虫色の内容です。ギリギリで指定席が予約されたりするとこういう表示があるようです。座ってもいいですが、人が来るかもしれませんよ、ということです。ドイツ語が話せればいいですけど、我々日本人旅行者からすると、人が来て、話しかけられても嫌ですから、できれば避けたいところですよね。現地の方は、平気で座っている感じですが、私はこの席は座らないようにしています。

ちなみに、以前Flix Trainに乗ったときに、「この席は予約済み」の表示がないので、いかにも予約ない人が座ってきそう、というようなことをお話しましたが、その表示とはこれのことです。つまり、この表示が、抑止力となって、予約していない人が座ってこないようになっているということです。

ドレスデン駅に到着しました。到着が17時ちょっと過ぎになってしまったので、冬のこの時期はもう暗いです。さすがはラスボス、簡単には到着させてくれませんね。ただ、来れるちゃあ、来れました。

駅前の道を、そのまま駅を背にして歩いていきます。すると、その道の途中から、既に街はクリスマスモード全開です。さすがは、最古のリスマスマーケットがある街です。このあたりは、飲食が中心のようで、皆さんワイン片手に温まっています。

一応、私が目指していたのは、アルトマルクト広場です。この広場で行われているのが、ドイツ最古の「シュトリーツェル・マルクト」という呼ばれるクリスマスマーケットらしいです。ここが長かったこの日の最終目的地となります。

今回宿泊したホテルも、このアルトマルクト広場に面したところにある「Star G Hotel Premium Dresden Altmarkt」というホテルです。ここなら、荷物を置いて、すぐに出てこれるので、便利ですね。

まずは、チェックインして部屋に荷物を置いてから出かけることにしました。ホテルのロビーが2階にあるので、その途中の階段の踊り場のようなところから見たマーケットの景色です。ドイツバーンのせいで、私はだいぶ出遅れましたが、かなりの人出のようです。

この「シュトリーツェル・マルクト」と書いてあるところ、実はちょっとだけ上に登れるようになっています。なかなかすごい人混みでしたが、登ってみました。

上からは、アルトマルクト広場が見渡せます。それにしても、すごい人出です。そして、この広場、まあまあ広いです。クリスマスツリー、クリスマスピラミッド、観覧車、メリーゴーランド、とだいたい一通りのものは、この広場で揃っているようです。前回のザルツブルクもよかったですが、こういった一式が一か所に揃っているのは、ドイツならではですね。

ドイツ最古というのは、1434年に始まったらしくて、もう500年以上も続いているんですね。さすがに500年前からはないと思いますが、こういった観覧車もなかなか味はあります。

このクリスマスピラミッドは、かなり高さはありました。どこのピラミッドが一番高い、といった統計があるのかはわかりませんが、このドレスデンのものは、だいぶ高いほうなんじゃないかと思います。

メリーゴーランドも、だいぶ味があります。きっと、こういうディテールに、歴史が詰まっているんだと思います。ちょっと格好いいこと言ってみましたが、私は鈍感なので、あまりよくわかりませんでしたが。

それにしても、このマーケットは、全体感としては、なかなかいい雰囲気です。お店の数もかなり多いです。回り切るのにはかなり時間を要することになると思います。

このように(お店の上に)変わった装飾が施されているところも多いです。遠くからでも、ここはドリンクが売っているんだな、とわかります。

早速、ここドレスデンでも、グリューワインを頂きます。この日は雪がちらついていて、めちゃくちゃ寒かったので、これは体が温まります。そして、下が、シュトリーツェル・マルクトのマグカップ。どこのお店でも同じカップの品揃えでしたが、なかには2021や2020年モノを出しているところも多く、この2022年モノを探すのに、ちょっと苦労しました。2022年モノはこの色味です。

食べ物もいろいろありましたが、やっぱりドイツに来たので、ここは定番のBratwurst(ソーセージ)にしておきました。

さて、このマーケット、クリスマス雑貨系のお店はかなり多いです。その意味では、見て回る分には、旅行者の方も十分楽しめるとは思います。が、ちょっと残念だったのは、クリスマス雑貨のお店の品揃えが、だいぶ被ってしまっていることです。どこも同じような商品展開です。まあ、見て回るのは楽しいのですが、おそらくしばらくすると、あれ、これあっちでも見た商品だぞ、という感じになっていくはずです。もうちょっと、木のおもちゃなら木のおもちゃだけ、スノーボールならスノーボールだけ、みたいに専門性に特化させていったほうが、旅行者としては楽しめるってもんです。まあ、これは、あくまで旅行者視点なので、店からしたら、何でも売りたいですよね、余計なお世話でしたね、失礼しました。

それにしても、お店も多く、それぞれのお店での商品数も多いです。ドイツならではの木製のパイプ人形が多い印象です。

これなんかも、他の店でのパイプ人形です。品揃えがかなり被ってきます。他の店との棲み分けはあまり考えていないようです。

このマーケットに一番気になったことを言いますと、はっきり言って総じて値段が高いです。そして、商品がいいモノが多い、というかブランドものが多いんです。クリスマス雑貨でブランドって何?という話だと思いますが、実はこの業界にもブランドものがあります。例えば、ドイツの多くの街に店舗を構えるKäthe Wohlfahrt(ケーテ・ウォルファルト)いうお店があって(本店はローテンブルク)、比較的高級で、高品質のものを取り扱っているのですが、このマーケットのお店に並ぶ商品は、ほとんどそこで見たことあるものばかりです(もちろん、ブランドものなので、モノはいいですし、デザインも可愛らしくてさすがなんですよ)。値段も、Käthe Wohlfahrtの店舗とほとんど変わりません。これなら、Käthe Wohlfahrtの店舗で買って、免税手続きをしてもらった方がいいです。Käthe Wohlfahrtの店舗では、ちゃんと免税書類作ってくれますので。

例えば、このオルゴール、ちょっと見づらいですが、240ユーロです。そして、同じ商品が、(このマーケット内の)他のお店でも、同価格で売られています。が、実は、これは、同じものがKäthe Wohlfahrtでもほぼ同価格で売られています。私、Käthe Wohlfahrtの品揃えは、だいたいわかっていますので、あんまりアベレージをなめてもらっては困ります。

ドレスデンは、ザクソン州の州都ですよ。ザクソン州には、エルツ山地のほうに行くと、ザイフェンとかで、木のおもちゃ作りが盛んなはずです。私は、そういったザイフェンなどで作られたものが、独自のルートで、ドレスデンにやってきて売られているというのを楽しみにしていました。これなら、こないだ行ったエアフルトのほうが、メイドインザクソンのものが多くありましたし、しかも安かったです。きっと、独自のルート開拓を頑張っているんでしょう。それに比べて、この街は、ドイツ最古のクリスマスマーケットということで、黙ってても観光客がやってくるということにあぐらをかいていて、揃いも揃って、仕入れルートの開拓を怠り過ぎだと少し感じました。これだけ品揃えと値段が同じだと、共同仕入れルートなのかもしれないですね。しつこいようですが、わざわざここまで来て、結局ドイツ各地にあるKäthe Wohlfahrtで買えるものを、同じ価格で買わされる旅行者のことを真剣に考えてみてほしいものです。

私、今回このドイツ最古のクリスマスマーケットがラスボスと思ってやってきましたが、まだ課題が残ってしまいました。実際、エルツ山地のザイフェンに行ってみて、実際どんなものがいくらくらいで売っているのか、自分の目で確かめたくなってきました。というわけで、暖かくなったら、今度ザイフェンに実地確認しに行ってみようと思います。

ということで、そろそろこのアルトマルクト広場のシュトリーツェル・マルクトの終了時間が近づいてきました。ここは夜9時迄です。このあとは、聖母教会へ向かいます。この聖母教会前のマーケットは、夜10時までやっているようです。

下写真がその聖母教会です。立派ですよね。高さが91mあるそうです。人が小さく見えます。そして、闇夜のなかに照らされた聖母教会がなんとも幻想的です。

夜9時過ぎてしまったせいか、こちらのマーケットは人はまばらです。お店はたいしたことありませんが、それでも、このライトアップされた聖母教会をバックに、雰囲気はなかなかいいです。

そういえば、シュトーレンというお菓子を食べるのを忘れていました。シュトーレンというのは、クリスマス時期にドイツで食べられるフルーツケーキのことで、ドレスデンの名物のようです。せっかくドレスデンに来たからには、食べなくては。そう思って食べられそうなところを探していたところ、ありました。この教会の近くにレストランがあって、そこで食べられそうだったので、入ってみました。

相変わらず、一人寂しくケーキでお茶して、ホテルに戻りました。一日目はこれにて終了です。

二日目。今回の旅は、1泊2日なので、もう帰らなくてはならない日です。列車の時間が、11時なので、それまで、頑張って観光してみます。といっても、時間もあまりないので、遠くまでは行けません。街のなかをうろうろしてみることにしました。

まずは、昨日食べたシュトーレンのお土産を買えるところを探してみます。私も、そこまでシュトーレンに詳しくないので、何が正解かはわかりませんが、この日は日曜の朝で、そんなときに買うことができる(そもそもドイツでは日曜が定休が多いですので)、というのだけを正解として探してみました。そして、日曜の8時過ぎに街をふらふらしていて、開いていたお店がこちらです。

Schloßcafé Emil Reimann というお店で、ドレスデン城に向かう途中にありました。が、Google Mapで今調べてみたら、日曜が休みになっています。クリスマスシーズンだけは日曜もやっているということなんでしょうか。今となってはいまいち謎のままですが、私が訪れたときは、日曜ですが、開店していました。

中には、シュトレーンが売っていました。この金のラベルがついているものが、どうやらいい物のようです。すいません、それくらいしか、シュトーレンの知識は持っていません。

昨晩訪れた聖母教会です。改めて見ても、立派です。高さは、ベルン大聖堂なんかのほうが高いんでしょうけど、なんでしょう、このずん胴型の感じが迫力があります。写真で伝わりにくいですが、実際に見ると、ほんと立派な建物です。

ドレスデン城にやってきました。実際のところ、このお城、どの角度から撮れば正解なのか、難しいです。どこからどこまでがドレスデン城なのか、とか、このお城のランドマーク的なものは何なのか、とか、ちょっとわかりづらいです。時間がなくて、かなり駆け足だったので、本当はもっといい構図があったかもしれません。

上の写真を撮った場所のすぐ側にあったのが、ゼンパー・オーパーというホールですね。立派な建物だったので、撮りました。手前に写っているのは、ヨハン王の像です。このあたり、だいぶ駆け足です。

エルベ川沿いに出ました。川沿いにそびえるのは、カトリック旧宮廷教会です。このあたり、かなり荘厳な建物が集まっています。もっと時間をかけて、じっくり見てみたいです。そして、エルベ川を渡って、対岸からのアングルも本当は写真撮りたかったです。絶対にいい画が撮れるはずです。が今回は、列車の出発時間も近づいていることから、さらっと眺めて、写真撮って、これらの建物には一切入場せず、お金も払わず、ノーマネーでフィニッシュです(マネーの虎。吉田栄作さん風)。あ、写真は、右側にちゃんとトラムを入れました。

こんな壁に書かれている絵も、きっと観光名所なんだと思います。もっとじっくり見たかったものです。

出発時刻が迫ってきたので、ドレスデン駅に向かいます。昨日は暗くなってからの到着だったので、あまりいい駅の写真が撮れませんでしたので、本日、帰りがてら、撮影してみました。こういうドーム型の屋根の駅って、格好いいですよね。

ということで、かなりの弾丸でしたが、ドイツ最古のクリスマスマーケット、巡ってきました。確かに、綺麗だし、華やかだし、雰囲気はよかったです。三大クリスマスマーケットに入るのは、なんとなくわかります。が、品揃えに関していうと、ちょっと納得はできなかったかな、というのが個人的な感想です。

最後に、一応、このドレスデンのクリスマスマーケットの評価を致しますと、買い物抜きで考えれば(私自身が満足できたかどうかは別にして)やや「欧州レベル」よりの「ワールドレベル」なんだとは思います。確かに、アジア人観光客も多かったですし、きっと世界的にも有名なんでしょう。ものを買うかどうかは別として、純粋に見て回るという楽しさは十分ありますので、そして、会場の雰囲気も良かったので(確かに会場の雰囲気は、エアフルトよりは良かったかもしれません)、ちょっと甘いかもしれませんが、「ワールドレベル」ということにさせて頂きました。ただ、三大クリスマーケットとしては、私個人的には、ニュルンベルクのほうが良かったという記憶はあります。

というか、クリスマスマーケットは別として、このドレスデンという街、是非また訪れたいと思いました。ちゃんと観光してみたい、と思わせる街ではありました。ゆっくり見たら、きっときれいなんだろうなと思います。皆様、もしドレスデンに行かれることがありましたら、私のように後悔してもいけませんので、クリスマスマーケット以外の観光にも時間を割いてみてもいいのでは、と思いました。

ご清聴ありがとうございました。それでは、また。

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