グレッシャーエクスプレスに乗ってきました。①予約編
2022年5月某日に、グレッシャーエクスプレスに乗ってきました。記念すべき第1回目のブログネタとして、まずは、この体験談を書いてみます。
と、その前に、私自身は今は、スイスに住んでいます。ですので、旅行記の内容は、(日本ではなく)チューリッヒ発着がメインになってしまいます。じゃあ日本から来た人は、この記事を読んでも仕方ないと思われるかもしれないですが、実際のところ、日本からスイス観光に来る場合、だいたいの方がチューリッヒ空港に到着すると思いますので、必要そうな情報だけ拾って頂けたらなあと思います。
この記事の対象者は、(どこの国に住んでいるかを在住国を問わず)
グレッシャーエクスプレスに乗ってみたいんだけど、以下のことがよくわからなくて、躊躇している方。
・グレッシャーエクスプレスって高いんじゃないの?
・どうやって予約すればいいかわからない。
・チューリッヒから日帰りは可能なの?
・実際の乗車方法が不安。
・食事はどういった内容のものが出るの?
・車内でグッズ(お土産)を買うことはできるの?
・予約するとき、どちら側のほうが景色がいい?
・一人で乗りたいのだけど、不安。。
等々..
1.予約編
まず、基本的なグレッシャーエクスプレスの料金体系からお話します。
日本の新幹線と同じで、乗車料金+特急料金(指定料金)という構造になっています。
このうち、いかに安く済まそうかと考えたとき、特急料金には手を付けられなくて、乗車料金をどうやって安く済ますか、にかかっています。
スイス国鉄では、乗車券は早く買えば買うほど安くなる仕組みになっていて(いわゆる早割ですね)、この制度をつかって、乗車料金を抑えることが重要になってきます。Day Pass(一日券)も早割の対象になります。
私の場合は、チューリッヒから日帰りを計画していたので、日にちを決めたら、早目にこのDay Passを購入し(私の場合、Half Fareカードをもっているので、さらに半額になります。39CHFで購入しました。)、乗車券をまずは確保しました。
もちろん、グレッシャーエクスプレスの席に空きがない日のDay Passを買ってはいけないので、後述するグレッシャーエクスプレスページの空席状況を見ながら、日程を決めるという作業になります。
さて、先ほど、チューリッヒから日帰りを計画、と言いましたが、これが可能かという話を致しますと、
グレッシャーエクスプレスは、基本的には、サンモリッツ⇔ツェルマット間を8時間程かけて運転していますので、チューリッヒを早朝に出発し、サンモリッツまたはツェルマットの発車時刻に間に合うのは、至難の技です。もちろん、サンモリッツかツェルマットに泊まればいいのですが、そうすると、Day Passが使えないし、、と貧乏人の私は考えてしまします。
そこで、途中駅のクールから乗車して、ブリークで降車するという計画を立てました。これなら、11:05クール発で、15:40ブリーク着というタイムスケジュールになっていますので、朝はチューリッヒからクールに着けますし、夕方も余裕でブリークからチューリッヒに帰ってこれます。特別に、サンモリッツやツェルマットに行ってみたいという目的があれば話は別ですが(もちろん、特にツェルマットは行くべきところだとは思います。私は何回か既に行っていたので、今回はパスしました)、グレッシャーエクスプレスの雰囲気を味わうだけなら、これでも十分楽しめると思います。これだけでも4時間半は乗るということになります。
今回の行程はこんな感じです。これならチューリッヒから日帰りが可能です。

さて、実際の予約は、グレッシャーエクスプレスの公式HPから行います。
https://www.glacierexpress.ch/en/
おそらく、最初のうちは、そんなに迷わずに進めると思います(それに、たぶん私のなんかよりよっぽど詳しいホームページがあると思うので、詳細はそっちを見て頂いたほうがいいと思います。)ので、私の場合は、普通の人が迷いそうなところだけピックアップしてお伝えします。
普通に進んでいくと、やたら高い値段が表示されます。これは、乗車券も同時にここで買わせようとしているためです。が、前述したように、早割Day Passなり、別で割引料金のチケットを買ったという前提ですので、ここでは、後で乗車券を取り除くことができますので、最初高い料金が表示されても驚かないでください。
特急料金(指定料金)は、49CHFです。
そして、もうひとつ、食事をつけるかどうか、そして、その際のメニューを聞いてきます。私は、一番平均的であろう「Dish of the day(meat) 34CHF」を選択しました。これがどういった内容の食事だったかは、後で「2.乗車編」の項で話します。
食事をつけなければ、乗車料金39CHF+特急料金(指定料金)49CHF=88CHF に抑えることができました。もちろん、乗車料金のところで、買い方や人によって受けることができる特典等で、差は出てきますが、だいたいこのような料金体系になっているいうことです。
これを高いとみるか、安いとみるか、は人それぞれだと思いますが、なかなか日本ではできない体験であり、それにスイスの物価を考えると(例えば飲みにいったら、100CHFくらいはすぐに行ってしまう。例えば、ロープウェーなんかでもすぐに終わるのに、30、40CHFくらいは行ってしまう、等々)、まあ許容かなあと私は感じました。
個人的には、せっかくなので、奮発して食事をつけてもいいかなとは思います。アルプスに囲まれて、列車のなかでサーブされた食事を味わう、なんて体験、なかなか味わうこともができない、とてもいい思い出になると思います。そうすると、プラス34CHFですね。
それから、予約に関して、もうひとつ言っておかなければならないことがありました。
それは、どちらサイドの席を予約したほうがよいか?これも、たぶん皆さん、迷うポイントだと思います。
景色は進行方向左側のほうがいいと思います、ただし、日差しは暑いです。これもまた「2.乗車編」の項でお話しますが、ここでは結論だけ言っておきます。
といっても、予約画面で、どちらが進行方向か書いてないんですよね。皆さんが予約するときには変わっていたらすいません。2022年5月時点では、進行方向は下画面でいうと、(クールからブリークは)左にむかって進みました。よって、私のおすすめは、下画面でいうと下段です。

「2.乗車編」へ続く