ブダペストへ夜行列車を利用して行ってきました。③観光編 2日目(最終日)
ブダペスト観光2日目、と言っても弾丸なので、今日が最終日です。今日の夜のフライト(19:50発)で、チューリッヒに戻ります。
が、まだまだ時間はありますので、観光を続けます。今日は、前日回収しきれなかった観光ポイントと食べ物中心に動きます。
ホテルで朝食を済ませ、チェックアウトは12時なので、それまでは身軽な状態でブダ地区の丘の上地区の制覇をまずは目論見ます。
昨日は対岸からの夜景でしか見なかった漁夫の砦を目指します。Google Mapによると、ホテルからは徒歩16分とのこと。昨晩のハードさからすると、全然余裕です。漁夫の砦らしきところに到着すると、まず目に飛び込んでくるのが、マーチャーシュ聖堂。よくみかけるタイプの教会です。これも外からの見学のみで済ませます。

続いて、そのすぐ前にある漁夫の砦。ちなみに、今は朝9時前。人影はまばらです。

ここから見えるペスト地区は、こんな感じです。ヒルトンはこの隣ですので、この基本的にはこのような景色が見えるのだと思われます。

ちょうどこの一角に、三位一体広場という広場がありました。たぶんここも名所なのでしょうから、いっそのこと、広場、マーチャーシュ聖堂、漁夫の砦(写真奥の方)、まとめて写真におさめてみます。はい、これで、3つまとめて回収です。まさに3つ一体で。少しやっつけ気味になってきました。

続いて、ゲッレールトの丘を目指します。一度下山してしまうと、また登らなくてはならないため、バスを乗り継いでいくことにしました(途中少し歩きます)。ちょうどブダ城の背後を回り込む感じです。背後はこんな感じになっていました。国会議事堂は、表と裏とそれぞれ素晴らしい表情を見せてくれましたが、ブダ城のほうは、表面のほうが断然いいですね。わざわざこのように背後に回り込んで写真を狙うまではない気がします。

ゲッレールトの丘に着いたのですが、、なんと上の広場が工事中で入れなくなっていました。とはいえ、景色は見えるポイントはあります。


一応、これにて、ゲッレールトの丘も回収ということにしておきます。
そろそろチェックアウトの時間も近づいてきたことから、ホテルにチェックアウトをしに戻ります。ゲッレールトの丘の下山ポイントからは、トラムに乗って戻れます。このトラムはドナウ川沿いを走ります(下の写真は正確にいうと、行先は違うのでご注意ください)。トラムが、かわいらしかったので、写真撮影してみました。私、結構こういう古い車両は味があって好きです。

ホテルをチェックアウトし、再び重い荷物を背負い、街へ繰り出します。ちょうど、24時間券が切れる時刻だったので、また購入しました。次に目指す先は、再び(もうこの旅で何度も行っている)ペスト地区のDeák Ferenc tér駅、そこから歩いてブダペスト中央広場です。ここにある、Café Gerbeaud(カフェジェルボー)というカフェです。今回の食べ物ミッションの3つ目、ドボストルテをここで回収します。私が行ったのが、朝の11時頃。この時間帯ならすぐに入れましたが、しばらくすると、もう行列ができていました。かなりの人気店です。とはいえ、午前中からのケーキは少し重たいです。
カフェジェルボーはブダペスト中央広場に面しています。下写真が入口です。

このメニューにある、ドボストルタを注文します。ご覧のようにドボストルテではないんですね。トルタのようですが、細かいことは気にしません。全然通じます。

これがドボストルタ。どうやらブダペストの名物の一つのようです。要するに、何層にもなっているチョコレートケーキ、ということのようです。これ、めちゃくちゃ甘かったです。私には甘すぎました。コーヒー1杯では足りないくらいです。

私はテラス席でしたが、中にも入ってみました。これが店内の様子。由緒正しそうなカフェですね、歴史が詰まっていそうです。ドボストルテ(タ)も完了です。これで、食べ物シリーズは、無事コンプリートできました。

続いては、またまた世界遺産地下鉄1号線に乗り、オペラハウスへ。Opera駅降りたら目の前です。

中にも、入口付近は入ることができますので、内部の様子も記念撮影。

これにて、オペラハウスもコンプリートです。なんか、もはや、1つ、2つ、・・と言いながら、リックドムを次から次に撃退していく、覚醒したアムロ・レイの心境です。
ニュータイプといえども、お腹は空くので、お昼ご飯を食べに行きます。今日は日曜日なので、本命は小町ビストロというところだったのですが、お休み。今日は、Biwakoラーメンというお店に行きました。実は、私は、ヨーロッパの各地に遠征したときには、ラーメンを食べてくるのも一つの楽しみにしています。何せ、チューリッヒではなかなか納得のいくラーメンは食べられないので。

日本の方からすると、なんだ、ラーメンか、という話だと思うのですが、私にはこれがありがたいのです。皆様からみると普通のラーメンですが、記念撮影。これは醤油ラーメンです。

そろそろいい時間になってきました。もう一度、Deák Ferenc tér駅近辺に戻ります。やっぱりこの駅周辺が、観光の中心になりますね。もう何度となく来ました。夜景関係ないのだったら、このあたりのホテルが便利かも知れないですね。最後にお土産の買い残しがないように、再度物色します。お土産屋といえば、すぐ近くのドハーニ街シナゴーグ付近にも、何軒かあります。このエリアも大きな道路を渡ってすぐ近くです。そのシナゴーグも名所っぽいので、私、宗教的なことは全くわかりませんが、一応こちらも記念撮影。

さて、そろそろ空港に向かおうと思います。地下鉄3号線とバスを乗り継いで行こうと考えていました。が、Deák Ferenc tér駅で、3号線が工事中のため、ここから乗れないことが発覚しました。Kálvin tér駅まで代行バスで行けば、3号線に乗れそうです。3号線に乗って、終点のKőbánya-Kispestでバスに乗り換えて空港まで、というのが王道のようですが、今回に限っては、2回乗り換え(しかも代行バス含む)は、ちょっとな、、と思い、それならここ、Deák Ferenc tér駅付近から、100E系統バスで、直行することにしました。たまにはお金払って利便性を買うこともあってもいいかなと。

100E系統バスの乗り場は、Deák Ferenc tér駅の東側、どう見ても一番広そうな通り沿いから出ています。10分に1本の間隔で出ていますので、広い通りを見渡していたら、下写真のような、飛行機マークがついた青いバスがだいたい止まっているか、(もし行ってしまったばかりであれば)3、4分したらまたやってくると思います。旅行者風の人たちが、そこに向かって歩いているので、おそらくそんなに迷わずに見つけられると思います。Deák Ferenc tér駅からみて、広い通りは渡りません。乗り場は、こんな写真のところです。

この100E系統バス。空港までの直行バスです。いわゆるシャトルバスです。別でシャトルバス用チケットが必要になります。私が持っている24時間券では乗れないので、注意してください。別途購入する必要があります。近くにある紫色の自販機で購入可能です。エアポートシャトルチケットといったボタンがあったはずです。900フォリントです。下の写真は、チケットの右側が破れてしまっていますが、これは、乗るときにチケットチェックを受けた際に、破かれます。

長いバスですので、前のほうに行ってください。前乗りになります。そこに、チケットチェックする人がいます(チェック後、上のようにチケット右端を破られます)。混んでいそうなときは、そこでネクストバスを待つと言えば、ちょっと列から外れて待つことができます。30分~40分くらい乗りますので、できれば座っていきたいですよね。一本待てば、まず座れると思います。10分に1本の間隔なので、待っても全然痛くないです。
これに乗れたら、もう後は自動的に空港迄連れて行ってくれます。空港は終点です。
空港の建物に向かって、右を見ると、ターミナル2a。

左を見ると、ターミナル2b。ちょうどその真ん中にバスは着くイメージです。降りた付近に、Departureボードがあるので、それを見て、右に行くか左に行くか決める感じです。

最後に、街中でブランドものなど、大物(高いという意味で)をお買い物された方もいらっしゃると思います。そういった方は、免税手続きのための、税関スタンプはどこでもらえるか、という点に関心があるかもしれません。念のため、税関の場所もチェックしてきました。この写真は、ターミナル2aです。建物に入ったら正面に各航空会社のカウンターがあるのですが、そこに向かって立って、背中側、左後方に税関がありました。下の写真でいうと、左側です(右に航空会社のカウンターがあります)。よく見ると、この写真、奥のほうエスカレーターの上に看板があって、オレンジ色で矢印がありますね。紛らわしいですね。これは、もともとそういう看板です、私が加えた矢印ではありません。税関の場所の説明とは一切関係ありません。税関は写真の左側です。


セキュリティゲート通過後のエリアに、最後のお土産屋がありました。街中で買い忘れたときは、最後の最後、ここで買うことができます。「メモリーオブハンガリー」というお店の名前のようで、そんなこと言われるとこちらもつい感傷的になってきてしまいます。少しだけメモリーに浸ろうという心境になってしまいましたので、ついつい買い物してしまいました。最後微妙にフォリントが余ってしまったので、まずフォリント現金で支払って、残りをカードで、という支払い方はできました。これで、きれいさっぱりフォリントはなくせます。

これにて、ブダペストの旅はお終いになります。無事に帰路に着くことができました。帰りも同じシェンゲン加盟国内の移動なので、パスポートコントロールは無しです。
いかがだったでしょうか。ブダペストで2日間という、弾丸ではありましたが、これだけの名所を巡ることができました。
ブダペストに行ってみたいけど、何となく不安だなあと思っている方が、このブログを見たことによって、少しでも不安を取り除くことができたら、嬉しいです。
一人でも多くの日本人の方が、不安な気持ちを抱えることなく(完璧は無理でしょうけど、少しでも)、ヨーロッパを旅することができるようになることが私の願いです。
今日も、どこかの誰かの道しるべになることができれば幸いです。
ではまた。