ブンデスリーガ(2022/2023シーズン第10節)シュトゥットガルトvsボーフム戦
なんか、最近サッカー観戦ネタが多くなってしまって申し訳ありません。私も、一応、サイト訪問者数やPV(ページビュー)数をチェックできるので、その傾向から、サッカー観戦ネタの時は、異様にアクセス数が少ないことは知っています。おそらく、皆さんそんなに興味はないんだろうな、とは思いながらも、シュトゥッガルトは今節は最下位のボーフム戦。シュトゥッガルトはその1つ上の17位(今節の結果前)ですので、ブービーvs最下位という裏天王山の大一番。たまらず行ってくることにしました。おそらくは、今回もアクセス数は伸びないだろうなとは思いつつ、とはいえ、私のブログは別に広告をつけているわけではないので、アクセス数を気にする必要もないいと言えばないんですけどね・・。またかよ、と思われるかも知れませんが、もうすぐワールドカップが始まるということで、大目に見て頂ければと思います。
この記事の対象者は、
ブンデスリーガのシュトゥットガルト戦に興味がある方で、
・シュトゥットガルトの駐車場を探している方(駐車場からスタジアムへの行き方含む)。
・バックスタンド側からの眺めはどうなのか、気になっている方。
そして、
・今シーズン初勝利(結果を先に言ってしまった・・。)の余韻に浸りたい方。
という、なかなか共感を得られにくいところかも知れないですね。。
ブンデスリーガ・シュトゥットガルト戦のチケットの購入方法については、以前書いた記事のとおり、公式サイトから購入しました。確かそのなかで、ボーフム戦(つまり今回の一戦)も、発売開始日などが載っていたかと思います。ボーフム戦はさほど人気がないのか、結構ギリギリまで購入できました。
今回は、バックスタンド側の席をとりました。というのは、メインスタンド側は、現在大規模改修中で、かなり席数が少なくなっております。私が購入したときには、メインスタンド側は良さそうな席が空いていなかったので、バックスタンド側になってしまった次第です。この日は全般的に曇りでしたが、途中少しだけ陽も差してきたため、やはり途中眩しいな、と感じる場面はありました。早くメインスタンドの改修が終わってほしいものです。
さて、今回も車でシュトゥットガルトへ向かいました。ということは、どこかの駐車場に車を停めないといけないのですが、今回は、上のリンク先の記事でご紹介したP+R Parkhaus Österfeldという駐車場にしました。ここは、少しだけLow Emission Zoneの内側になってしまいます。駐車場の評価については、上記のリンク先記事をご参照ください。
ちなみに、Low Emission Zoneについては、以前書いたこの記事をご参照ください。前回くらいから、「記事の埋め込み方法」がわかったので、多用しております。やり方を知ると使ってみたくなりますね。
前回、このP+R Parkhaus Österfeldに停めたときは、S-Bahnが運休していため、最寄りのÖsterfeld駅からの行き方の説明ができませんでした。今回は、S-Bahnは復活していたので、「この駐車場に車を停めてから、スタジアムに行く」という流れをご説明できるかと思います。一部、前回と内容が被るところもございますが、ご了承くださいませ。

この駐車場は、高速道路を下りてすぐ入庫できますので、運転はかなり楽だと思います。入るときは、駐車券の取り方だけはご注意ください。1人で来た場合は黄色のマシン、2~5名の場合は青色のマシンから駐車券をとってください。この駐車場は、パークアンドライドですので、駐車券は、この後乗車する電車の24時間チケットにもなるということです。したがって、どちらのマシンからとったかによって値段が変わってくるということになります。

電車のチケット代も含まれているといっても、そんなに高くないです。下記のとおり、黄色(つまり1人)の場合は、24時間迄で8ユーロ。青色(つまり2~5名)の場合は、24時間迄で11.4ユーロです。ZONE1内で有効なため、私の場合は目的地がメルセデンスアレーナですが、普通に市内観光にも使えると思います。

駐車場を出ると、目の前にS-Bahnの駅が見えます。大きな「S」のマークが目印です。前回ここに来たときは、この駅が封鎖されていました。今日は入れます。歩いていくと、左側にチケットの販売機がありますが、パークアンドライドの駐車券を持っている場合は、無視します。

下に見えるのが、S-BahnのÖsterfeld駅です。この景色の左側のプラットホームに、メルセデスベンツアレーナ(ならびに市内中心部)へ向かう電車が来ます。

この駅は、S1、S2、S3が来ます。左側のホームに来る電車だったら、どの電車に乗ってもOKです。けど、正確にいいますね。メルセデスメンツアレーナの(S-Bahnの)最寄り駅は、Neckarparkという駅です。ここでは、S-Bahnだけの話をしています(U-Bahnは今回は乗らないということです)。S-BahnのNeckarpark駅は、S1しか行きません。S2とS3は、そのひとつ手前のBad Cannstatt駅から、逸れていってしまいます。ただ、Bad Cannstatt駅からも充分徒歩圏内ですし、実際、Bad Cannstatt駅からビール片手に歩いている人たちはたくさんいます。そんな雰囲気を感じながら歩いても楽しいのではないでしょうか。というわけで、S1、S2、S3全てがとまるBad Cannstatt駅からの徒歩、という意味で「どの電車に乗ってもOKです」といった次第です。一度乗ってしまえば、17分でBad Cannstatt駅に到着します。

Bad Cannstatt駅に着くと、ユニフォーム姿の人々がたくさんいますので、その流れについていけば辿り着けるはずです。この日は、15時30分開始という夕方の試合でしたが、もちろん試合前から皆さん、かなりビールを飲んでいるようです。応援歌のようなものを大勢で歌ったりと、そんな雰囲気のなか、メルセデンスアレーナに向かいます。
今日もやって来ました、メルセデンスアレーナです。ちびっ子達も多いです。そんな子供たちのためにも、なんとか今日こそは勝ってもらいたいものです。

スタンドに入ります。今日はバックスタンド側なので、スタジアムの左側から裏手に回り込みます。昔は右側からも回りこめたはずですが、この日は右側から裏手への道は封鎖されていました。左側、つまりファンショップのほうから裏手に回り込めばいいと思います。
この先のところで、いつものようにセキュリティチェックがあります。カバンの中身を見せて、ボディチェックも受けます。このあたりは、どこのスタジアムも同じです。ちなみに、下写真の場合、左のほうに、Frauenと書いてある入口があります。これは、女性ということです。ボディチェックは、たぶん武器のようなものを持っていないか、触ってチェックしますので、女性が女性をチェックするということのようです。

バックスタンド側からの眺めです。つまり、対面にメインスタンドが見えるわけですが、ご覧のように大規模改修中です。これは完成までまだまだかかりそうです。出来上がったころには、2部降格、なんてことも十分あり得る展開です。

ボーフム戦と言えども、なんだかんだで、改修中のエリアを除いて、お客さんはびっしり入りました。さあ、試合開始です。遠藤航選手は先発出場、伊藤洋輝選手は残念ながらベンチスタートです。原因は、前節の負傷退場のため大事をとってのもの、と願いたいです(序列が下がったわけではないと思いたい、という意味です)。ちなみにボーフムからは浅野選手は欠場です。

シュトゥットガルトは今までの不振を受けて、監督が解任されてしまいました。今日の試合は、解任後の初戦です。試合開始直後から、シュトゥットガルトの選手達、気合い入りまくりです。明らかに今迄とは違う気迫を感じます。
すると、その気迫はすぐに結果となって現れます。前半3分、いきなりPK獲得です。サイラス・ワマンギツカ選手が落ち着いて決め、シュトゥットガルト先制に成功します。

シュトゥットガルトは更に攻勢に出ます。明らかに今までとは違う展開です。こんな展開、できたんですね。前半22分、更にナウイル・アハマダ選手のゴールによる追加点で、2対0に!この時間帯に2点差になると、見ていてもだいぶ楽です。得点後、誰もいないメインスタンドの方に集まっていますが、かえすがえすも、メインスタンド改修中が惜しいです。

遠藤選手も中盤で体を張って頑張っています。ただ、絶好調か、と言われると、うーん、ちょっと微妙かもしれません。日本では、ゴールする=好調、みたいに報道されがちですが、実際試合を見ていると、今はちょっと調子を落としている気がします。あくまで素人目線ですが、たまに余計なボールロストやパスミスもあり、なんとなく、あの東京オリンピック3位決定戦のメキシコ戦あたりの動きに近い雰囲気を感じます。あの時同様、ちょっと疲れがたまっているのかな、と少し心配になります。我々からすると、毎試合でも遠藤選手を見たい気持ちはありますが、でもやっぱりベストパフォーマンスを見たいですし、少し休んで頂くのも必要なんじゃないかと思ったりもしてしまいます。けど、チームの大黒柱だから、仕方ないんでしょうね。かなり満身創痍の状態です。

ボーフムも意地を見せます。前半のうちに1点返して、2対1で折り返します。

さあ、後半始まりました。後半開始しばらくすると、大ピンチが訪れます。キーパーとディフェンスがお見合いして、相手FWにボールをかっさらわれて、キーパーと1対1に。なんとかキーパーが防ぎますが、これを決められていたら、今日の試合はどうなったかわからなかった、という場面でした。こういうミスは、絶対にやめてほしいですよね。バイエルンなら、確実に決めてくるやつです。ほんと、危なかったです。
ボーフムからすると、1点差で負けていて時間が経ってくると、段々と前がかりにならざるを得なくなります。そうすると、どうしても隙が出てきますよね。その結果、逆にシュトゥットガルトに3点目が入ります。やっぱりあのミスから失点しなかったのが大きいですね。ていうか、ああいったミスはほんとやめて頂きたいです。吉田選手と権田選手がやっちまわれない(やっちまうの否定語かつ尊敬語はこれで合っていますかね?なんか変な気もしますが、日本代表のキャプテンですので、ちゃんと尊敬の念を込めなきゃですね。)ことを願うばかりです。

さらに、さらに、後半26分。セットプレーからの混戦状態から、満身創痍の遠藤航選手がゴールします。これで、4対1。観客は勝利を確信し、お祭り騒ぎです。遠藤選手は、ゴール裏のサポーター席に駆け寄ります。こういう場面でしっかり決めてくれるあたり、さすがは我らのLEGENDOです。

大型ビジョンには、ゴールした3番WATARU ENDOの画像が映し出されます。「ただいまのゴールは、ワタルー」みたいな場内アナウンスが流れると、それに続いて観客が「エンドー!」と叫ぶのは、こちらでは定番イベントのようです。そういう意味では、1点目の「サイラスー」からの「ワマンギツカー」は、ちょっと合わせるのが難しそうですよね。そういうときは、皆さん少し声量は小さめです。

後半途中から伊藤洋輝選手も出場。安定感のある守備を披露してくれました。左のほうのディフェンスラインにいるのが伊藤選手です。右の方で遠藤選手はなにやら相手チームの選手と話しているようです。ドイツ語で話しているのでしょうか。さすがは頼れるキャプテンです。

結局試合はこのまま4対1で終了。シュトゥットガルト、今シーズン初勝利です。そして、自分達よりも下位チームに勝ち点1でも取らせなかったのは大きいです。おそらくボーフムは今シーズンは降格することになるでしょう。浅野選手はどうするのでしょうか。良く言うとヨーロッパ好きそうですし、悪く言うとヨーロッパかぶれみたいなところがありますので、シントトロイデンみたいなところで意地でも残りそうな気もします。まあ、余計なお世話ですね。
ところで、以前から少し心配していた24番のソサ選手。かなり調子は上がってきたようです。決定的なパスも出せますし、この試合はかなり効いていました。ワールドカップではクロアチア代表として活躍してほしいですね。

この試合は、スコアこそ4対1でしたが、途中のワンプレーでどちらに転んでいたかわからない場面もありましたし、しかも相手は最下位ボーフムですし、まだまだ油断は禁物です。全然まだ降格はあり得る位置です。が、この一勝も大きいのも事実です。なんとか、これをきっかけに中位集団に付いていけるといいですよね。
さあ、11月からはいよいよワールドカップが始まります。楽しみですね。
これにて、しばらくサッカー観戦に関する旅は、(ワールドカップ期間に入るため)ひとまずお休みとなります。ブンデスリーガ再開後は、「日本がドイツに勝ってしまったために、ドイツのスタジアムで中指立てられちゃいました」とか言えるよう、日本の活躍を願っています。それではまた。