ブンデスリーガ(2022/2023シーズン第3節)シュトゥットガルトvsフライブルク戦
ブンデスリーガの季節がやってきました。今年は、本当は8月前半から開幕していたのですが、私自身出遅れてしまい、第3節からの参戦です。私は主にドイツ南部チームを中心に、特にスイスからは2時間で行くことができるシュトゥットガルトを中心に視察活動を行っています。
思えば先シーズンの最終節、遠藤航選手の劇的なゴールで残留を決め、何とか今シーズンもシュトゥットガルトをブンデスリーガ1部で見ることができます。これも遠藤選手のおかげです。現地でもその活躍がたたえられていて、あのゴールはもはや伝説となり、ENDOならぬLEGENDOユニフォームまで販売されました。今回は、そのとき入手したLEGENDOユニフォームをひっぱりだしてきての応援に出かけました。

さてさて、今回の第3節の相手は、フライブルクです。フライブルクは、ただでさえ強豪ですが(ブンデスリーガでは5,6番手のまあまあ強豪だと思います。あ、すいません、私は素人ですので、素人なりの私見です)、加えて今年から堂安選手が加入しました。早くも、日本人対決の実現です。
ものすごく楽しみにしていたのですが、結論を先に言ってしまいます。残念ながら、試合は凡戦でした。。本来であれば、帰ってきてすぐにでもアップしたいところでしたが、あまりのショックから、とても「ブンデスリーガ見てきましたー!!」とはとても情けなくていけない内容のゲームだったため、更新がだいぶ遅くなってしまいました。。ようやく傷に癒えてきたので、書きます。
ブンデスリーガのシュトゥットガルト戦を観戦してみたいという方もいらっしゃるかもしれませんので、チケットの取り方、メルセデスベンツアレーナへの行き方、またシュトゥットガルトの駐車場情報などを書いていきたいと思います。
この記事の対象者は
ブンデスリーガ・シュトゥットガルト戦を見に行きたいが、以下のことが不安で躊躇されている方。
・チケットはどうやって買うの?また、買う際の注意点は?
・メルセデスベンツアレーナへの行き方
・シュトゥットガルトの駐車場情報
等々です。
では、まず、チケットの購入方法からご説明致します。チケットは公式サイトから購入できます。
上記が公式ページですが、ticketをクリックして進んでいくと、以下のページに行き当たります。最初でこそ、英語表記ができましたが、進んで行くと、ドイツ語になってしまいますので、よくわからなくなったら、以下のURLに直接行ってください。
https://shop.vfb.de/tickets/heimspiele/
ここを見ていくと、まず、チケットの販売スケジュールが掲載されています。まず、ここで買えるのは、シュトゥットガルトのホームゲームになります。

説明のために、一部を赤枠で囲んでみました。例えば、この赤く囲った10月7~9日の週末に行われるウニオンベルリン戦の、Freier Verkaufを見てください。Freier Verkaufというのが、いわゆる一般販売です。そのうえにある日付は先行販売、要はシーズンチケット保有者やファンクラブなど優先的に販売される日付でして、おそらく我々一般的な人は、Freier Verkaufをみればいいと思います。つまり、このウニオンベルリン戦は、9月15日(木)の10時(これはドイツ時間です)から発売開始ということになります。ウニオンベルリンは原口選手が在籍しておりますので、なかなか熱いですね。ただ、ここもかなり強いチームですので、負ける可能性は高いかもしれません。
ちなみに、その下はボーフム戦です。同じく9月15日(木)10時に発売開始ですね。ボーフムは浅野選手ですか。これは勝てるでしょう(素人の意見です)。
さて、この画面の下のほうへスクロールしますと、現在販売中の試合が表示されています。ここからZum Ticketを押して進んでいきます。販売中といっても、中に入ると、さすがに試合日が近づいてくると、売り切れていることが多いです。できるだけ早めに、Freier Verkaufに近い日に買ってしまうことをお勧め致します。それから、シュトゥットガルトのホームゲームと言えども、相手が人気チームだと、先行販売で終わってしまって、一般販売はされないことがあります。昨年の例では、バイエルン・ミュンヘン戦とドルトムント戦は、一般販売はされませんでした。

ここでは、2番目のフランクフルト戦の例をとって、進めていってみます。このZum Ticketを押すと、こんな画面に遷移します。

たぶん、こういったチケットを購入したことがある方なら、もう直感だけで進めていけるとは思いますが、空いているゾーンが表示されます。このなかのいずれかのゾーンをクリックして進んでいきます。
手前側のHAUPTTRIBÜNEと書いてあるほうが、メインスタンド側。GEGENTRIBÜNEが、バックスタンド側です。どちらも、(アウェイサポーター席ではなく)ホーム扱いですので、この画面で買える席に限っては敵味方は気にすることはないです。ただ、私の経験上、気になる点を一つだけ言わせて頂くと、実は、HAUPTTRIBÜNE側が西に当たります。つまり、夕方のゲームは、”GEGENTRIBÜNE”側からの観戦は、西日がまぶしいときがあります。まあ、ナイトゲームのときは一切気にならないので、問題はないですが。あと、曇り予報の日も問題ないかとは思います。あとは、好みの問題ですね。メインスタンド側は、最初の整列がよく見えるとか、バックスタンド側は、ベンチワークがよく見えるとか、人それぞれのこだわりポイントによって、でいいと思います。

そして、あるゾーンに入った後は、空いている席をクリックしていくだけです。上の例でいうと、人型が配置してある席はSOLD OUTです。番号が表示されている席を選んでください。その後、kasse(=レジ)に進んで行き、購入します。
チケットは、しばらくたってから、登録したEメールに届きます。最初、レシートだけきて、少し時間差をおいて、チケットが届きます。チケットをプリントアウトして持っていけば大丈夫です。
さて、私は当日は車でシュトゥットガルトまで行きました。メルセデンスアレーナ迄行くというお話の前に、まずはシュトゥットガルトの駐車場について、簡単にお話させて頂き、そしてそこからメルセデスベンツアレーナへ、という流れとしたいと思います。
私がシュトゥットガルトへ車で行くときは、街中まで車で入りません。少し離れたパークアンドライドを利用します。
今回利用したのがこちら。P+R Parkhaus Österfeldというところです。

ここからは、隣接するStuttgart-Österfeld駅から、S-Bahnに乗れば、本来であれば、一本で簡単にStuttgart中央駅にも行けますし、中央駅を超えて、Bad Cannstatt駅(この駅からメルセデスベンツアレーナまで歩けます)にも行けます。が、この日は、S-Bahnが工事中により運休、代行バス等でだいぶ手間取ってしまいました。が、今回は、工事のない状態として、駐車場評価を行っていきたいと思います。
また、大事なことを一点申し上げておきます。実は、今回の駐車場P+R Parkhaus Österfeldは、Low Emission Zoneの地図(下地図)と重ね合わせるとわかるのですが、Zoneの内側になりますので、ご注意ください。上のマップでいうと、スイス方面より入ってきて、スティッカー無しででは、8号線を超えて入ってはいけないということです(厳密に言うと、超えて入ってきても、高速を降りなければセーフです)。

スティッカー無しの場合は、空港近辺に大型駐車場がいくつかあります。確か、一日停めて26とか28ユーロくらいが相場だったかなと記憶しています。今回は利用しませんでしたが、そこも利用実績はあるので、またの機会にご紹介できればと思います。今回は、(私はスティッカーを貼っているので)内側のP+R Parkhaus Österfeldを利用しました。
①アプローチの容易性 ★★★
高速道路からは近いです。問題は、前述のとおり、Low Emission Zoneの内側、ということでしょうか。
駐車場の入り口付近の地図を拡大します。下のように、ロータリーから入る形になりますので、簡単です。

下はロータリー付近の写真です。ここを入っていってください。

すると、このような入口に到達します。どちらの車線でも同じなのですが、ここでひとつ注意点があります。

よく見ると、駐車券の発券機が青と黄色の2台あります。どちらの機械から駐車券をとるべきか、ここが迷うポイントかと思います。答えは、1人の場合は黄色、2人~5人の場合は青色の機械から、駐車券をとってください。

黄色の機械で発券すると、下のような駐車券が出てきます。バーが開きますので、中に侵入してください。

この一連の流れを説明致します。この駐車場はパークアンドライドで、駐車料金に公共交通機関の乗車料金も含まれているということです。そして、そのパークアンドライド料金は、1名なのか、2名~5名なのか、で違ってきます。つまり、どちらの駐車券をとるかで、公共交通機関に乗れる人数が変わってきて、結果、料金も変わってくるということです。上の写真(駐車券の写真)をご確認ください。1名でZone1に乗ることができることが表示されているのが確認できるかと思います。(料金は、下記④で説明致します。)
②移動の容易性 ★★☆
この日はS-Bahnが運休で、代行バスとなってしまい、最悪でした。本来であれば、S-Bahn(S1、S2、S3)の駅が隣接されていて、中心地へは比較的行きやすいかと思います。今回はS-Bahnに乗れなかったので、駅などの写真は撮れませんでした、すいません。そして、S-Bahnに乗れた場合でも、チケットは買う必要はありません。この(パークアンドライドの)駐車券で乗ることができます。
③安全性 ★☆☆
駐車場自体は、あまりひと気がない感じでした。周りは林なので、ちょっと寂しい感じです。そして、誰かしら人の目が行き届いているという感じはしないです。S-Bahnが運休していることも影響しているのかも知れません。例えば、夜遅くまで停めておくのはちょっと嫌かな、という感じは受けました。が、これはあくまで個人的な直感です。1階に管理人室がありましたが、土日のせいなのか、誰もいませんでした。もしかしたら、平日は誰かいるのかもしれないですね。
④支払い・料金 ★★★
料金は、激安だと思います。下写真のとおり、1人用の乗車券付き駐車券(黄色の機械でとった場合)は、24時間で8ユーロ。2人~5人は乗車券付きで24時間11.40ユーロです。

精算方法は、戻ってきたときに、下の機械に駐車券を入れて精算します。24時間を超えていない限り、同一料金となります。

⑤空き具合 ★★★
入庫したときの写真を撮り忘れてしまい、夜(試合後)に戻ってきたときの写真となりました。が、入庫したときと、停まっている車の台数はそんなに変わっていないです。入庫時もガラガラでした。下の写真で、あまりひと気がない、という雰囲気、なんとなくわかって頂けるでしょうか。

駐車場の話はこのくらいにしておきまして、いよいよメルセデスベンツアレーナへ向かいます。あ、その前に、2022年8月時点でも、シュトゥットガルトでは公共交通機関に乗る際は、まだFFP2マスク着用が必須ですので、ご注意ください。
メルセデスベンツアレーナの最寄り駅は、U-BahnのNeckar Park駅です。そこからは徒歩3,4分です。これが王道と思われますが、この電車は混みます。しかも、U-Bahnはどちらかというとトラムに近い感じの乗り物のため、非常に遅いです。非常に混みあっていて、のらりくらりと走るため、私はあまり好きではありません。ですので、普段はS-Bahnでアプローチします(S-Bahnは普通の電車です)。
S-Bahn利用の場合は、メインスタンド側の場合はBad Cannstatt駅から。バックスタンド側の場合は(S-Bahnの)Neckarpark駅からの徒歩でいいかと思います。前者は徒歩20分くらい、後者は徒歩8分くらいです。(S-Bahnの)Neckarpark駅は、メルセデスアレーナの裏手にある駅で、バックスタンドの入り口はこの駅のほうが近いです。ただ、(S-Bahnの)Neckarpark駅は、電車の本数は少ないので、待つくらいなら、Bad Cannstatt駅から歩いてしまうことが多いです。実際、この駅から歩いている人はたくさんいます。
いずれの駅にせよ、駅からの道は、ユニフォームを着たたくさんの人たちが歩いていますので、その人たちの流れに乗っていけば、迷う可能性は低いはずです。

さまざまな応援グッズを売っているファンショップは、メインスタンド側にあります。チケットを持っていない人でも入ることができるエリアです。買い物をしに行くだけでも入ることはできます。ファンショップに入るときは、(チケットを見せる必要はなく)唯一、カバンの中身のチェックだけ行われます。店頭に掛けてあるユニフォームには背番号は入っておらず、後から入れてもらう形となります。

試合開始30分くらい前から選手がグラウンドで練習を始めます。その少し前くらいを目処にスタンドに入っていけばいいと思います。私はこの日は、メインスタンド側の席にしました。したがいまして、下写真のように、開始前の選手の整列の様子を見ることができます(と言っても一瞬のことなので、そこまでこだわる必要もないような気もしますが)。

アウェイサポーターの席は、本当にほんの一角だけで、そこに押し込められているイメージです。上写真でいうと、発煙筒がたかれているエリアがフライブルクのサポーター席です。
前半11分、フライブルクがあっさり先制してしまいます。フライブルクの斜めのクロスがそのままゴールラインを割るような感じで転がってきたところを、フライブルクの選手が追い付いてしまって、触っただけでゴール、みたいな、なんとも微妙なゴールです。場内もあれ?という感じで入ってしまいました。下写真は、先制したフライグルクの選手たちが集まって喜んでいます。

フライブルクの堂安選手は、まだ加入したばかりとあって、あまり連携がうまくいっていないような感じでした。本領発揮は未だ先のようです。ただ、センス溢れる選手なので、順応してきたら、きっと活躍していくのでしょう。そんな可能性は感じられました。偉そうなこと言っていますが、私は素人です、すいません。
それにしても、シュトゥットガルト。相変わらずの決定力不足です、いや正確に言うと、決定機作成力不足です。はっきりいって、決定機らしい決定機が少なすぎます。ホームなのに。途中からは、もはや伊藤選手からのロングフィードから生まれるチャンス頼み、みたいな形になってしまっています(そういう意味では、伊藤選手は活躍していました)。
遠藤航選手は相変わらずの存在感です。攻撃に関しては、ミドルシュートには非常に可能性を感じます。一方で、どうしても、遠藤選手のところでボールを失うと、チームがたちまち大ピンチになってしまいます。ボールを失われないと思われてしまっているせいか(信頼の裏返しではありますが)、失った時のリスク管理がチームとして無さ過ぎな感じです。
あと、個人的に気になったのは、24番のボルナ・ソサ選手。昨年たびたび見せていた鋭い左サイド突破が全然見られません。調子を落としているのでしょうか、心配です。私、好きな選手なので、是非とも頑張って頂きたいです。

ゴール裏に、サポーターもこれだけ入って、超満員なのに、いまいちなゲーム展開が続きます。これは、もし私がDAZNのゲームハイライト編集者だったら、編集する場面が少なすぎて困ると思います、そんなゲーム展開です。
下の写真、陽がさしてきました。私が、バックスタンド側がまぶしいと言った意味、なんとなく伝わるでしょうか。これ、陽が当たっているところから見ると、本当にまぶしいんです。

結果は、0-1でシュトゥットガルトの敗戦。最後のほうは、フライブルクも時間稼ぎをしながら(ブーイングが起きていましたが、これは立派な戦い方です)、あっさり終わります。ホームで零封負けですよ。せめて1-2ならともかく、零封です。これは、凡戦といっていいのではないでしょうか。
これが、冒頭申し上げた「あまりのショックで、更新が遅くなってしまった」ことに繋がっています。しつこいようですが、ホームで零封負けですよ。1点も入っていない=つまり、点が入って盛り上がることが一度もなかったということです。なかなかブログ更新できなかったことご理解くださいませ。
そんな気持ちのなか、せめてもの贅沢を、ということで、街へ出て、日本食を食べて帰ることにしました。シュトゥットガルトでは、KICHOというお店に行くことを楽しみの一つにしています。

やっぱりこういうときはお寿司が一番です。こういうとき、といいながら、勝ったときも結局食べるんですけどね。とても美味しく頂きました。

ということで、日本食には大変満足しましたが、ゲームには不満が残る一日でした。
まだまだ今シーズンも始まったばかりですので、今後の巻き返しに期待しましょう。ではまた。
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