アルザス地方の美しい村・リクビィールの駐車場情報
当ブログでも今まで、ストラスブールとコルマール、そしてジャムの妖精で有名なニーダーモルシュヴィアについて、投稿したことがありました。いずれもフランスのアルザス地方に属しており、とても美しいところです。ただ、このアルザス地方には、他にもたくさん魅力的な村々が、まさに珠玉の如く、点在しています。そのなかのひとつで、比較的人気がある街がリクビィールです。ここは、コルマールを観光される方には、コルマールにプラスして行かれてもいいですし、もちろん、他の村々と組み合わせてみてもいいかもしれません(ただ、小さい村ですので、リクビィールだけでは、物足りないかも)。
今回は、車でリクビィールに立ち寄る方を想定して、駐車場情報をメインに書いていきたいと思います。以前にもお伝えしたことがありましたが、ヨーロッパでは、こういう田舎の町ほど、(都市ほどビジター用駐車場が整備されていなくて)駐車場に困ることがあります。行く前に予め駐車場の当たりをつけておくことは、心のゆとりを持つためには有効な手段だと思っています。私と同じような感覚を持った方で、リクビィールに車で行ってみようと思っている方は、参考にしてください。ということで、今回は、
この記事の対象者は
リクビィールに車で行ってみようと思っているが、駐車場が心配な方。
とさせてください。
まず位置関係からご説明致しますと、リクビィールは、コルマールから車で約20分ほど北西へ行ったところにあります。コルマールを通らずに、高速道路から直接アプローチする場合は、高速道路を下りて12分くらいです。

リクビィールは、本当に小さな街です。端から端まで歩いても20分もかからないくらいだと思います。その割には、ものすごく多くの観光客が訪れます。公共交通機関の便は悪い方だと思いますので、車で来ている観光客はかなりの数に上ると推測できます。
ということは、駐車場は一杯なんじゃないかという不安を持たれると思います。その不安は、概ね当たっていると思います。実際私が行ったときは、夏休み時期の昼時に寄ってみたのですが、いくつかの駐車場は満車でした。かなりの台数が停まっていました。そんななかでも、まあまあ広くて、回転が速そうな駐車場は、まあここかな、という感じのところを書かせて頂こうと思います。
私が停めた駐車場は、ここです。

リクビィール旧市街の外側になります。私の場合、上記地図の右側のほうからアプローチしましたが(ジャック・プライス通りと書いてある通り)、そうすると、突き当りが、リクビィール旧市街へ入る門となります。そこを、左に曲がって、左手に見つかります。
①アプローチの容易性 ★★☆
さすがに、田舎町ですので、高速道路を下りてそのまま惰性で入庫、というわけにはいきませんが、全体的には車もさほど多くなく走りやすい道でした。先にも書きましたが、高速道路を下りて12分くらいで、リクビィール付近(上マップエリア付近)には到達します。上マップの赤矢印の道を辿る場合は、左手にこのような入口が現れます。

駐車券の類は無いので、そのまま入っていってください。
②移動の容易性 ★★★
この駐車場からリクビィール旧市街は、徒歩1分です。すぐ近くです。この駐車場に至る前にも、ジャック・プライス通りという通り沿いにもいくつか狭そうな駐車場を見かけましたが、そういうところに限って、満車だったりします。ここのほうが断然近いですし、広いです。基本的には、皆さん、多少遠くても、駐車場を見かけたら、(先まで進まずに)すぐに入ってしまおうという心理が働くようです。これは、外国人も共通の心理のようです。
③安全性 ★★★
安全性に関しては絶対はないですが、まあここは観光地ですし、変な輩はいなさそうですので、概ね問題ないかと思われます。
④支払い・料金 ★★☆
料金に関しては、下写真のとおり、最初の2時間が10分0.3ユーロ、2時間経過後は10分0.2ユーロです。わかりにくいですよね。要は、5時間いたら、(最初の2時間が12×0.3=3.6、その後の3時間が18×0.2=3.6で)7.2ユーロですか。高いような気もしますが、観光地なので、こんなもんなのでしょう。

私が星を減らした理由は、料金ではありません。精算方法がややこしいです。言うほどややこしくもないかも知れないですが、精算機が2台しかないなかで、なかなか進まず大行列でした。方法は、下記の案内が書かれているのですが、要するに、「ナンバー識別方式なので、出庫する前に精算機に立ち寄り、ナンバーを入力して、精算してください。精算終了後は、そのまま自動でバーが開いて出庫できます」という、いうなれば単純なことが書かれています。

とはいえ、急にナンバー聞かれてもわからないよ、と言わんばかりに、精算途中で車に戻る人がいたりと、とにかく一人の精算に時間がかかりすぎです。下のような機械を操作するのですが、お年寄りはナンバー入力に時間がかかったりしていました。この街は、お年寄りも多くいらっしゃいましたので(よくわかりませんが、こういう古い街は、日本でいう「小京都」みたいな位置づけで、だからお年寄りも多いんだと思います。)、もう少しお年寄りフレンドリーにしてもいいのかなとは思いました。
ということで、車から離れる際には、ナンバープレートのナンバーを(写真を撮るなりして)覚えておいてください。

⑤空き具合 ★☆☆
肝心の空き具合はと言いますと、駐車場自体の広いのですが、それなりに台数が停まっています。これはピーク時には満車のリスクがありそうだなとは思いました。夏休み期間中の昼時で、下写真の如く80%くらいの駐車率でした。ただ、前述したように小さい街ですので、回転率は高そうです。私が到着したときも出ていく車もいました。ご覧のように、車の走行スペースは広いので、駐車スペースを探しながら徐行(あるいは停まっていても)していても、後ろからビービー鳴らされることはなさそうです。

一応、私も「満車のリスクがありそう」と言ってしまっている手前、他の駐車場の位置も調べてきました。下写真は、街にあった看板です。Pマークを参考にしてください。私が停めた駐車場(上でご紹介したところ)は、右上の赤く囲んだところです。とはいえ、クリスマスマーケット時期など、よほどのことがない限り、この駐車場で大丈夫なんじゃないかなあとは思います。

リクビィールの街は、小さい街だとリクビって(みくびって。一応ダジャレですが、いまいち切れがありません)はいけません。とにかく大変な賑わいでした。とても、ここまでくるのに通った田舎道が信じられないくらいの繁盛ぶりです。下写真のような、美しいというか、かわいらしい街並みの街です。

たくさんのお店が軒を連ねていますので、それぞれ覗いてみながら街歩きをするのも楽しいかと思います。それにしても、ここの街並みはフランスなのに、ほぼドイツですね。

アルザス地方の名物料理は、タルトフランペという薄焼きピザのようなものになります。

すいません、私は今回は、お昼ご飯を食べに、この街に立ち寄っただけだったので、観光らしい情報をお伝えできません。申し訳ありません。
入口の門から入って、上がっていき、行き切ったあたりに、Féerie de Noëlというクリスマスショップがあります。ここは、Käthe Wohlfahrtというドイツでは大変有名なショップです。中は意外と広いので、見て回るのは楽しいと思います。

こんな感じで、ご飯食べて、その後少しふらふらしてみても楽しめる街かと思います。お近くに行かれた方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
今回は、かなり短かったですね。では、また。