ベルギーとオランダの定番スポットを弾丸で巡る旅 ③アムステルダム編

前回の続きで、ベルギーのブリュッセルを出発し、オランダのアムステルダムにやってきました。実は、私はオランダ自体、初めてやってくる土地で、あまり詳しくありません。たぶん定番なんだろうな、というところを1日で巡ってきましたが、正直もう少し時間が欲しかったです。それくらい、まだまだ奥が深そうな印象を受けました。

私がアムステルダムで巡ってきたのは、ゴッホ美術館と運河クルーズだけです。その道中で、街並みやアムステルダム中央駅を見学してきました。そして、翌日は、キンデルダイクという世界遺産の風車群、デンハーグのマウリッツハイス美術館に寄って、帰ってきたという行程でした。

まずは、アムステルダムのホテルに到着です。アムステルダムのホテルと言っても、今回宿泊したのは、実際には街中ではなく、少し離れたエリアにあるホテル レヴェル(Hotel Levell)というところです。

前々回の記事で触れたとおり、アムステルダムにはLow Emission Zoneがあり、基本的には条件を満たしていれば、特に登録せずに街中には入れる仕組みで、実際に私の車は入れるのですが、そもそもLow Emission Zone以前に、私はあまり街中を運転するのは好きではないので、少し郊外にホテルをとりました。このホテルに限らず、この南東エリアには駐車場付きの中~大型ホテルが結構たくさんあり、かつ、地下鉄で一本で中央駅に出れるので、車で旅行する方には便利なエリアです。このHotel Levellというホテルも、地下鉄54号線のBullewijk駅からは徒歩3分くらいでしたので、車を一旦置いてから街に出るのに便利でした。実際、駐車場にはドイツやらイタリアやらヨーロッパ各地からの旅行者の車がたくさん停まっていました。

ホテルの専用駐車場ですが、一応駐車場のチェックから行いたいと思います。

①アプローチの容易性 ★★★

高速道路を下りてからのアクセスはいいです。このエリアは道も広くて運転はしやすかったです。エリアイメージとしては、幕張新都心に近い感じでした。そこまでの高層ビルはありませんが、道幅とかがそんな感じです。なので、運転は楽だと思います。

駐車場入り口は、発券機で駐車券をとって、そのまま入っていく形です。

②移動の容易性 ★☆☆

地下鉄のBullewijk駅自体は近くて、そこから乗り換えなしで中央駅に行けますが、乗っている時間は結構長いです。google mapによりますと、21分だそうです。電車は空いていて座れますので、許容だとは思いますが。

自動販売機で、1日乗車券を買うといいと思います。8.5ユーロでした。英語にもなりますし、そんなに迷わずに24Hoursみたいなボタンを押していけば簡単に買えると思います。

このチケットを入口でかざして改札を通ります。

地下鉄の場合はこのようにちゃんと改札になっているので、迷うことはないと思いますが、このあと街中に出て、トラムに乗ることになると思いますので、念のために言っておきますと、トラムでも乗降の際に、このチケットを車内に設置してある機械にタップします。これが、意外と忘れがちですので(なぜなら、ヨーロッパの他の街ではトラムに乗る際にチケットをタップするようなことはしない都市がほとんどですので、旅慣れている方は特に)、ご注意ください。

③安全性 ★★★

屋内駐車場ではありませんが、ホテルに隣接していて、目が届いていそうなので、問題ないと思います。

④支払い・料金 ★★★

料金は、一日停めて15ユーロです。安いほうだと思います。

精算は、ホテルフロントの横にある精算機で行います。私の場合は、たまたま機械が故障していて、フロントで精算してもらいました。

⑤空き具合 ★★★

下の写真は、私が到着したとき(14時半頃)の駐車場の様子です。ご覧のとおり、停めたい放題でした。翌朝はもう少し埋まっていた(それでも満車ではない)ので、夜に到着する人が多いのかも知れないですね。

車でアムステルダムを訪れる際には、私のように、あまり街中を運転したくはないな、という方は、このエリアも選択肢の一つになり得ると思いました。(しかも、ホテル料金も、私の調べた範囲では、このあたりは安いと思います)

ということで、車をここに停めて、地下鉄に乗って、アムステルダム市内へ観光に出かけます。

まずは、地下鉄とトラムを乗り継ぎ、ゴッホ美術館に向かいました。

このゴッホ美術館ですが、おそらくは予約必須です。予約は、WEB画面から行います。日本語対応もしているようです。

https://tickets.vangoghmuseum.com/ja/purchase-your-tickets-in-japanese

近い日付はSold outのことが多いので、なるべく早く予約したほうがいいです。もしかしたら、当日券も出てるのかもしれないですが、到着した時に回りを見渡すと、ほとんどのお客さんはプリントアウトした紙を持っていたので、この日は予約無しだと入れなかったのかも知れないです。いずれにしても、予約をしていくべきかと思います。

このガラス張りの建物に入っていきます。

ガラス張りの内部はこんな感じの吹き抜けになっていますので、降りていきます。お土産ショップなどがあり、最後にも寄れる形になっています。が、閉館時間には注意してください。ミュージアムの閉館時刻に、お土産ショップも一緒に閉まってしまうため、閉館ぎりぎりだとこのショップに入れてくれません。実際、閉館間際にはロープを張って入れないようにしていました。ここまで来て、何も買えないのも寂しすぎると思いますので、くれぐれも余裕をもって、ミュージアムから出てきてください。

ミュージアムに入る前に、まずはロッカーに大きな荷物を預けます。このへんはどこの美術館でも同じような動線です。

そして、オーディオガイドを借ります。日本語ありです。タッチパネル式で、番号を合わせるのがちょっと難しいです。が、やっぱりオーディオガイドはあったほうが絵の背景などがわかりやすくて、いいですよね。

内部は、作品は写真撮影は禁止です。これは、ホームページにも書かれていましたし、入口のサインにも書かれていました。が、違反する人続出です。外人さんの多くは、平気で写真撮っています。禁止行為は、撮影自体ではなくて、フラッシュを使った「撮影」が禁止だったかなと、ホームページを二度見しましたが、やっぱり撮影自体が禁止のはずです。ゴッホの絵画がプリントされた服をきて、ポーズ決めて撮影している人までいました。それを見ているはずの、監視員さん達も、誰も注意をしていませんでした。そのかわり、絵に近づきすぎている人にはちゃんと注意していましたので、全くの職場放棄というわけでもなさそうです。よくわかりません。

作品の写真撮影禁止のかわりに、このようなパネルが用意されていて、ここは撮影OKです。

本題の、この美術館の展示については、非常に満足しました。ひまわりも見れましたし、教科書で見たことあるような麦わら帽子をかぶったような自画像もありました。他にも、かなりの数のゴッホ作品が展示されており、ここまでゴッホ作品が一同に会すると圧巻です。逆にありがたみが薄くなるくらいたくさんありました。ゴッホ好きの方は、何時間でもいられると思います。

最後にショップに寄りました。「ひまわり」と「花咲くアーモンドの木の枝」推しのようで、関連グッズがたくさんありました。注意事項は先ほど申し上げたとおりで、閉館時刻にはご注意ください。

ゴッホ美術館を後にし、続いてダム広場に行ってみます。

このダム広場というところが、街の中心地のようで、確かにかなりの賑わいをみせています。このダム広場には、王宮もあるようで、これぞまさにキングダム、とか思いながら記念撮影してみます。

アムステルダム中央駅にも行ってみました。東京駅のモデルになったという説があるとかないとか、正確なことはわかりませんが、確かに似ているような気もします。

仮想丸の内口はこんな感じです。確かに、東京駅の丸の内側はこんなんだったような気もします。

ということは、八重洲地下通路もあるはずと思って行ってみたところ、確かに八重洲口へ抜ける地下通路も存在しました。東京駅だと、この通路の左側に黒塀横丁みたいなのが存在するんですよね。そこまではさすがになかったです。

さて、そんなこんなしていると、運河クルーズの時間が近づいてきました。私は今回は、夜ご飯と観光を一緒に済ませてしまおうと思い、ピザクルーズなるものを予約していました。

アムステルダムは、運河クルーズが大変ポピュラーで、クルーズを行っている会社はいくつもあるようです。そのなかから、Stromma社のピザクルーズ(Pizza Cruise Amsterdam)を選択しました。予約はここから行いました。

https://www.stromma.com/en-nl/amsterdam/

ドリンク2つと、ピザがついて、90分のコースで、35ユーロ(1名)です。

他の会社もいろいろ探したのですが、こういった(どちらかというとちゃんとしたディナーではない)軽食で、気軽にいけそうなのが、ここと、他社ではハンバーガークルーズ1件くらいしか見つからなくて、結局このStromma社のクルーズにしました。もちろん、食事無しの運河クルーズであれば、たくさんあります。が、このピザクルーズ、乗り物と観光と食事が楽しめて、意外と面白かったので、特に家族連れにはおすすめだと思います。

乗り場は、中央駅近くの下記のエリアです。いくつかPierがありますが、予約のチケットにPier4とかPier5とか書いてありますので、そこにいけばOKです。ただし、私の場合は、Pier5と書いてあったにもかかわらず、実際にはPier4に変更になっていました。が、それも行けば大丈夫です。

乗り場に行って、チケットを見せると、「どのピザを注文しますか?」と聞かれます。下の写真の赤いテーブルが受付で、ピザメニューもここにあります。

ピザを注文して、乗り込みます。中に入ると、大変きれいで、天井までガラスで開放的です。トイレもちゃんとあります。

ガイドさんは英語で説明してくれますし、ウェイトレスさんがこまめに回ってくれていて、非常に快適に過ごせます。

なにより、船から眺めるアムステルダムの街は、とてもきれいでそれだけでも楽しいです。船から見れるメリットとしては、多種多様なボートハウスを見れることだと思います。ボートハウスというのは、船上ハウスということで、そこで生活する人は要するに船上生活者ということになるのですが、なかにはかなりラグジュアリーなボートハウスもあったり、一文字違いですが、路上生活者とは全く違くて優雅なもんです。それらのハウスを見ているだけで面白いです。

これ(下写真)はたぶん名所なんだと思います。橋の下を通して遠い先まで見える、と言っていました。

こういった跳ね橋の下もくぐります。天井がガラス貼りなので、なかなか面白いです。

乗り込む際に注文したピザは、注文後に別のお店で焼きはじめ、クルーズの途中で受け取る流れになります。

ピザ自体は正直特別感があるものではありませんが、こんな感じで、ガイドさんの話を聞きながら、きれいな景色を眺めながら、楽しく食事はできます。

35ユーロはちょっと高いか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際レストランで食事して、運河クルーズも体験して、となると相当額になってしまうかもしれませんので、特に私のような弾丸旅の方は、時間の節約にもなりますし、こういう選択肢もありかも、とは思いました。ただ、このクルーズ。私が調べたとき(2022年7月時点)は、一日1便だけで、19:15発だけのため、他のアクティビティもその時間に合わせてスケジューリングしないといけないというデメリットはありますので、その点だけご注意ください。90分コースなので、これが終わったら、その日の観光はもう終了ですね。

ちょうど切りがいいので、アムステルダム編はここで切りたいと思います。翌日のキンデルダイク(およびデンハーグ)編は、次の記事にて書こうと思います。ではまた。

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