ルーマニア・クルジュ=ナポカへ ~ ①Wizz Air搭乗とクルジュ=ナポカ空港から市内へ

2022年11月に、ルーマニアのクルジュ=ナポカに行ってきました。もしかしら、こんなにあちこち行っていて、お金もかかることだし、アベレージじゃないんじゃないかと疑われそうですが、いいえ、私、本当に普通のサラリーマンです。お金だってそんなに持っていません(偉そうに言うことでもないですが)。その証拠に、今回の旅は、Wizz Airという格安航空会社を使いました。どれくらい安いかと言いますと、バーゼルからクルジュナポカへのフライト、片道17.19スイスフランで、往復34.38スイスフランという激安ぶりです。

片道Fare priceが9.01-Discount1.8で、7.21スイスフランに管理手数料が乗っかってこの価格です。もちろん、燃料サーチャージだって含まれています。Wizz Airというのは、ハンガリーを拠点するLCCで、こうやって激安で飛ばしています。ただし、注意しなくてはいけないのは(もちろん他にも注意点はありますが、それは後述します)、チューリッヒから飛んでいなくて、バーゼル⇔クルジュナポカ便となります。ですので、バーゼル空港までは自力で行かなくてはなりません。チューリッヒからは1時間ちょっとかかるでしょうか。けど、よく考えたら、東京から成田に行くのだって、1時間くらいと考えれば、全然許せる範囲です。

ルーマニアの物価を考えると、もしかしたら、スイス国内で何かしらのレジャーをしながら週末を過ごすくらいなら、(フライト代を入れても)ルーマニアで過ごしたほうが安く済んじゃうかもしれません。

要は、何が言いたいかと言いますと、私はごく普通の庶民で、よく世の中に溢れている「飛行機で〇〇クラスに乗ってみました」とか「なんとかラウンジ」とかの紹介しているようなセレブブロガーの方々とは、真逆の人生です。逆に貧乏くさくて、すいません。こんなセコい内容でも、お付き合いして読んで頂いている方々には感謝申し上げます。そして、アベレージの方々の道しるべになれるよう、今日も頑張っていきますよ。

この記事の対象者は、

ルーマニアのクルジュ=ナポカとサリーナ・トゥルダに行ってみたいと思っているが、下記のことが不安で躊躇されている方。

・クルジュナポカ空港から市内までの行き方(※および戻り方)は?

・クルジュナポカからサリーナ・トゥルダへの行き方(※および戻り方)は?

・Wizz Airを使う場合の注意点は?

・クルジュナポカでおすすめのレストランは?

※私、今回は特に、〇〇への行き方だけじゃなくて、戻り方も重要だと思っています。帰りのバスの乗り場(どこに来るのかよくわからない)とか、先進国にはない難しさはあると感じましたので、特にこの点は皆様にお伝えしたいと考えています。

クルジュナポカというのは、ルーマニアではそれなりに大きな都市で、人口でいうと3番目の都市だそうです。トランシルバニア地方に位置し、首都ブカレストに比べて、比較的治安もいいと言われています。一応、地図を載せていきます。

ルーマニアで言うと、左上のほう。そして、地図を見て頂くとウクライナが近いと思われるかもしれませんが、全然危なくありません(2022年11月時点)。もしかしたら難民も入ってきているのかもしれませんが、そもそも、ヨーロッパでは、ウクライナ難民に対して、危なそう、とか、何かされるんじゃないか、という意識はそもそも持っていません。自分達と何ら変わらない人種の人たちが来ている、くらいの印象です。このあたりが、中東某国のケースとはだいぶ違うようです。ウクライナ難民に対しては超友好的で、そして彼らももちろん友好的です。これがヨーロッパの現実で、「ウクライナの近くは難民が・・」というのは、「・・で、何?」という話のようです。

まあ、でもこれはあくまで私個人が感じている印象なので、もちろんいろんな考え方がありますし、あまり難しい話はやめておいて、楽しい旅の話に戻しましょう。

そう、まず激安航空のWizz Airの話ですね。私は、Wizz Airのアプリを入れて、そこから予約しました。これについても、早く予約すればするほど安くなります。例えば、今(2022年11月)、Basel⇒Cluj-Napocaで検索すると、12月分だと100スイスフランを超えてきたりします。が、2月分以降は、片道18スイスフランとかで出てくるようです。もし、Wizz Airを使おうと思っている方は、早目の購入がいいと思います。私の例だと、10月中旬に11月のチケットを買いましたが、片道17スイスフランくらいでした。あと、毎日は飛んでいません。

注意点としては、まず、荷物の量です。これは、決められた大きさは必ず守るようにしてください。私の場合は、一番安い種別だったので、40×30×20cm とかなり厳しかったです。もちろんアップグレードはできるようですが、今回の旅行はあんまりお金を使いたくもなかったので、ちゃんとこの範囲内に収めました。範囲を超えると超過料金を請求されるようです。

それから、事前にオンラインチェックインを必ず行うこと。これは、アプリを入れていれば、アプリでできます。アプリの画面の指示に従っていくだけです。個人情報(パスポート番号など含む)を入れたりします。途中で、パスポートをスキャンを求めるような画面がありますが、あれは、スキャンしたらパスポート番号などの情報が自動で読み取るためだけの機能なので、結局私はうまくスキャンできませんでしたが、番号などを手入力すれば問題ないです。あと、何度も、席を指定しないかと聞いてきます。指定すると有料となります。私は行きも帰りも指定しなかったところ、ともにB席(つまり3人掛けの真ん中)になりました。ちょっときつかったですが、フライト時間は2時間なので、まあいいや、と思って諦めました。

オンラインチェックインが無事終了すると、搭乗券がアプリのなかに入ります。これをiPhoneのウォレットに入れておいて、オフラインで使用することも可能です。そして、印刷するかしないかですが、結果は印刷しなくても問題なしでした。結局、すべて、電子チケットで対応できました。が、気になる方は、印刷して持って行かれたらいいと思います。実際、私は心配性なので、行きの分は印刷して持って行きました。帰りは、オンラインチェックインしたのが旅行中だったので、印刷できなくて、印刷無しで空港に行きました(この時点では、もし行きに印刷物を使ったら、帰り分は何とかしようとは思っていましたが、結局行きは使わなかったので、まあいいか、と結論づけました)。結果は、どちらも印刷物は使用しませんでした。

このチェックインを、もしオンラインで行わずに、空港のカウンターで行うと、お金がとられてしまうようです。ただし、空港によっては、電子チケット対応不可のところもあるようで、その場合は無料でカウンターでチェックインをしてくれるそうです。どこが対応不可なのかは、ホームページに載っていました。ということは、よくわからない場合は、とりあえずオンラインチェックインしておく、そして、それによって発行された電子チケットを持って空港にいく、止められたら(つまり、ここの空港では電子チケット対応してないよ、と言われたら)カウンターで再度チェックインする(厳密には、次にお話する用件によって、どのみちカウンターには行きます)、でよさそうな気がします。

搭乗券発券のときに、最後、いくつかの注意事項が英語で書いてありました。このなかで、気になったことは、

if you hold non-EU travel documents, you need to present yourself at the check-in counter to have your documentation checked and your boarding card stamped

という注意が気があります。つまり、EU市民以外の人は、チェックインカウンターに寄ってくれ、ということのようです。この一文が気になったので、オンラインチェックインしたにも関わらず、チェックインカウンターには寄りました。

後は、時間厳守、くらいでしょうか。注意すべき点としては。私は、念のため出発の2時間以上も前に、バーゼル空港に到着しました。

ここからは、時系列で話を進めていきます。

まずは、バーゼルSBB駅からバーゼル空港(正確には、EuroAirport Basel-Mulhouse-Freiburgと言います。バーゼル、ミュールーズ、フライブルグの3都市が近いからです。逆に、クルジュナポカからの帰りのフライトは、表示板の行き先はBaselとだけになっていましたので、ミュールーズとかで探さないようにしてください)への行き方です。

Basel SBB駅の北側の出て、すぐ左横にバス停があります。チケット販売機も近くにあったはずですので、そこで買ってください。私の場合は、SBBのアプリから買ってしまったので、この機械ではチケット購入していません。

Bと書いてあるバス停が見つかるはずです。このStand Bから空港行きのバスは発着します。

私の予約したフライトは、バーゼルを土曜日の15:45発です。前述のとおり、チェックインカウンターに寄るようにとのことだったので、行ってみたら、まだオープンしていません。早すぎました。観察していたら、ちょうどフライト時刻の2時間前に人が来て、開けていました。

例の注意書き、if you hold non-EU travel documents~ のせいで、一応私も並んで、チェックインカウンターに行きました。結果、荷物を預けるのかどうか聞かれて、Noといったら、そのままダイレクトリーにゲートまで行ってくれ、とのこと。うーん、このくだり、本当にチェックインカウンターに寄るべきなのか、よくわかりませんが、LCCのことなので、何に、かこつけて料金をとられるかわかりません。一応、ちゃんと指示には従います。

ルーマニアはシェンゲン外なので、シェンゲン内の国から行くときはパスポートコントロールがあります。セキュリティチェックのあとは、出国手続きを行います。

あ、それから、ルーマニアは通貨も違います。Leu(レウ。複数形でLei。レイ。)という通貨です。街では、レイで通じました。私は、ここバーゼルで一応両替しましたが、レートめちゃくちゃ悪いです。が、クルジュナポカに着いたらバスに乗ることを想定していたので、もし両替所が開いてなかったら困るなあと思って、ここでしました。結果、クルジュナポカ空港で、すぐに両替所が見当たらなかった(もちろんその時点で既にレイは持っていたので、真剣に探さなかったのは、あります)ので、レイを少しだけ両替しておくといいと思います。レート悪いので、たくさん両替することはお勧めしませんが。あくまで当座使う分だけ、という意味です。

搭乗ゲートまできました。見たところ、普通のエアバス機です。格安航空だからと言って、ボロくはありません。搭乗時刻が近くなると、長蛇の列ができます。そして、一人ひとり、パスポート(またはID)をチェックして、本人確認して、進みます。周りの人が持っているIDを見る限り、ルーマニア国籍の人が多そうな印象を受けました。きっと、ドイツやフランスへ出稼ぎにきているルーマニア人が、たまに里帰りする足にもなっているんでしょう。このフライトは、安いですし。まあ、私も、日本からの出稼ぎと言う意味ではたいして変わらない身分の人間ですので、混ぜてもらいます。

当然、バスのような走らせればコストがかかるようなものには乗せてくれません。歩いて搭乗です。

機内は、至って普通です。3席+3席のよくあるタイプです。特別小さいわけではありません。そして、乗客は結構乗っています。「なんとかクラス搭乗記」みたいなのにくらべて、何も面白みもなくてすいません。

中央席での2時間の我慢を終え、クルジュナポカ空港に到着です。そういえば、出発時も到着時も特に遅れはなかったです。Wizz Air、意外と順調なフライトでした。

到着したら、入国審査が待っています。なぜか私は、どこに宿泊するんだ?とか聞かれました。宿泊予定の、(私、エクスペディアでホテル予約したんですけど)エクスペディアの予約確認画面を、印刷して持っていたので、それを見せてOKでした。皆さんも同じ目に遭うといけませんので、予約確認書の類は印刷して持っておくといいと思いました。

さて、アライバルを抜け、空港の外に出ます。最近では、近代的な空港が増えましたので、こういうちょっと先進国にはない雰囲気、逆にちょっとわくわくします。到着したのは、夜の7時頃。やや暗めのオレンジ色の照明が、怪しさを引き立てます。遠い昔、南米を旅したときは、だいたいこういう空港でした。ただ、そのときとの違いは、今回は、タクシー、タクシーとか言ってくる客引きはあまりいないように感じました。

私は、バスを利用するつもりだったので、バス停を探します。普通だったら、空港のターミナルに横付けするようなバスがいるもんですが、この空港を見渡した限り、バスはいません。

バス停はどこにあるかというと、空港の敷地を出て右へ進んだあたりです。これ、もしかしたら、初めて来たら迷うかもしれません。地図をつけておきます。

到着口を出て、正面に向かって進みます。ちょうど上写真の左のあたり、人がたくさんいるところ、ここは駐車場の支払いをしようとしている人の列ですが、この横を通って、今撮影者が立っているあたりの方まで進むということです。そして、空港の敷地の外まで出てしまってください。その後、広い道を渡らずに、右へ進んでください。(下地図参照)

空港の外に出ると、一気にひと気がなくなって、あれ、これで合ってるのかなと不安になるかもしれませんが、合っています。そのまま進むと、バス停が見えてきます。下写真の右手奥に、バス停シェルターが見えると思います。

このバス停には、5番か8番がくるはずです。どちらに乗っても、市内へは行けます。ホテルがどこかにもよりますが、だいたいは聖ミカエル教会の近くが街の中心地になりますので、Soraあたりで降りればいいとは思いますが、そのあたりはホテルの場所からご判断されればいいと思います。

その前に、チケットを買う必要があります。これについて、ご説明致します。バス停シェルター内に、1台自販機があるはずです。この機械で買います。上の国旗ボタンで英語にできます。英語にしたあと、上の紫のボタン「Setup tickets」をタップします。

そのあと、左上の「Cluj Napoca (2trips)」でいいと思います。帰りもバスで来ることになりますし。6RONと書いてあります。RONとLeiは同じことです。1Leiは約30円ですので、180円くらいです。うる覚えですが、この後、右下のほうにすぐにお金を入れて、買えます。(普通、決定ボタン的なものがあると思うのですが、ここではそれがなくて、すぐにお金挿入というステップだったと思います)それから、カードも使えそうではありました。私は現金で買いましたが。

これがチケットです。なんとなく、色といい、矢印の感じといい、私が持っている絆創膏(開封前の袋の状態)みたいです。

バスが来ました。先ほども申しましたが、5番か8番のはずです。厳密にいうと、土日の場合は、5番しか来ません。5番(8番でもいいですが)に乗って、市内へ向かいます。

乗れたと思っても、まだ安心しないでください。ヨーロッパ諸国恒例の、打刻を行います。この機械の下のほう、ちょこっとだけ横線のような口があるの、おわかりでしょうか。4重丸のICリーダーっぽいところの更に下です。これ、ぱっとみ、機械の蓋を開けるため、マイナスドライバーを入れるための溝に見えますが、ここがチケットを挿し込むところです。

挿入してみたら、打刻できました。こんなふうに、ちゃんと時刻が打ち込まれます。これで、ようやく安心して、席に着いてください。

実は私もこれ最初はどこで打刻するのかな、と探してしまいました。いやあ、なかなか初めてくるところは、大変ですよね。セレブな方々は、きっとこんな苦労はせずに、タクシーで行くのかもしれないですね。というか、その前に、セレブな方々はこんなところに来ないような気もします。

すいません、この後も、こんな貧乏旅行のような話が続きます。明日は、サリーナ・トゥルダへ向かいます。

②サリーナ・トゥルダ編へ続く。

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